例年に比べて雨の少ない今年の雨期だが、昨日今日と、雨が降り続いている。
シトシト、そしてときにザーザー降る雨の音を聞くのは楽しい。
「カトマンズの雨の降り方」は、「スコールが短時間降るだけ」「シトシト雨が降ることはない」と思っている人も多いようだが、本当は、そうではない。
サウン月(7月中旬~8月中旬)には、日本の梅雨のような雨がシトシト何日も降り続くことも、よくあるのだ。雨の降る様子から、サウン月の雨のことをサウンレ・ジャリと呼ぶ。
しかし、今年は雨の降り方が違っていた。
サウン月であるにもかかわらず、日中は青空が晴れ渡って、午後、短時間大粒の雨が降る、という降り方が多かった。
「これって、サウン月の雨の降り方じゃないよね。なんか、バダウ月みたい」と、周りのネパール人と話していたほどだ。
バダウ月(8月中旬~9月中旬)には、バダウ月特有の、「バダウレ・パニ」と呼ばれる雨の降り方がある。
青空が広がっていたかと思ったら、突然大粒の雨が降り出す、というような降り方だ。(突然降り始めるので、洗濯物を取り込むのも間に合わないぐらいだ)
15分~1時間、大粒の強い雨が降り続いて、その後は、何事もなかったように、また青い空が広がる。
これが、バダウレパニ、バダウ月の雨の降り方だ。
今年は、サウン月の今でも、バダウ月のような雨が降ることが多かったので、少し心配だった。
が、昨日今日と「サウン月」らしい雨が降っている。
サウン月の雨はこうでなくちゃ、と思う。
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