2012年9月17日月曜日
機械にプジャをする日:ビシュワカルマ・プジャ
ネパールにはいろいろなものにプジャ(祈りの儀式)をするのだが、本日は、機械類にプジャをする、ビシュワカルマ・プジャ(बिश्व कर्म पूजा)の日。
(カタカナ表記が難しく、過去自分が使ったカタカナを探ってみたら、ビソワカルマとか、ビスワカルマ、というのもあった)
本来は鉄でできたものへのプジャをするのだと聞いたことがあるが、機械やエンジン類を含む、工場や車などがプジャの対象になる。
先月買い換えた車にも、安全祈願のプジャをしてもらう。
エンジン部分に、ヒンドゥ教のプジャに欠かせない赤い粉や、花びらを置いて、最後にココナッツの汁をふりかける。
そんな異物を放り込んで、余計危険じゃないのか、と思ってしまうが、これをやらないと意味がないというから、司祭師に任せるしかない。
そういえば以前、「パソコンにもプジャしたほうがよくない?」と持ちかけられたことがあった。
精密機器にココナッツの汁をふりかけられてはたまらないと、隅に小さく、プジャの印の赤い粉をつけてもらうだけにとどめておいたが。
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日本でもありましたねえ。
返信削除同じように「車」
最近でこそずいぶん減りましたが「入魂式」です。今の人たちには「なんじゃそりゃ?」ですが、庶民にも車が手にはいるようになった昭和40年代、家を建てるにそうかわらない出費を伴うマイカーは、母ちゃんか車かどっちが大事だと言ったら「そりゃ車だ」とハッキリと言えた時代。そのくらい大事なマイカーは、みんなお宮に行ってお払いをしてもらったものです。
八百万の神のジャパンでは、お正月には注連飾りとお供えをマイカーにも供えました。
若い方は笑っちゃうかもしれませんが、何も無い時代を生きてきた人たちには、自分たちが豊かに成った象徴のマイカーだったのです。
入魂式は日本版「プジャ」
「俺もやっと車が買える身分になったんだ」と入魂式をしながら涙した人もいたのではないでしょうか。
興味深いコメントをありがとうございます。
返信削除今は、車に興味を持つ若い人が減っているそうですが、初めてマイカーを持つときの気持ちは、今も同じかもしれないですね。