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2005年9月5日月曜日

ティージに必要な、この枝なあに?



明日から、女性の祭『ティージ』が始まる。

ティージ最終日の木曜日(8日)の早朝、出番が来る、写真の葉付き枝、なあんだ?

ダテュンと呼ばれる木の枝。

この枝を、365本に小さく折って、自分の歯にあてる(自分の歯を磨く)作業を、最終日の朝、365回繰り返す。1年間の厄をこれで落とすのだ。(解釈の仕方はいろいろあるが、厄落としの意味も1つ)

歯ブラシを使って歯を磨く習慣のない村では、このダテュンの枝を使って歯を磨く人たちも、たくさんいる。

祭&儀式前になると、必要なグッズが売り出されるアサン市場で、ティージに必要なグッズも、売られ始めていた。

===ティージって?===

『女性の祭』と言われるティージ祭だが、(簡単に言うと)既婚女性は夫の健康と幸福を、未婚女性は素晴らしい夫と結ばれることを願うワケだから、男性のために女性が祈ってあげる祭り、というほうが、適しているかな。

ティージ前日の今晩は、たらふくご馳走を食べる習慣がある。明日は、朝から夫のために断食をする女性たち。夫が許さなければ、唾だって飲み込まないぐらい、厳しい断食をする。

女性たちは実家に帰り、ティージ前日の夜を母親や姉妹と集う。そして、みんなでおいしいご馳走をたくさん食べ、楽しく過ごしながら、明日の断食に備えるのだ。

6日と8日にカトマンズにいる旅行者の皆さん、パシュパティナートに行くと、赤いサリーを着た美しい女性たちを、たくさん見かけることができます。

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