ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2011年5月19日木曜日

ネパールのタクシー値上げと、タクシーにまつわる話



昨日18日より、ネパールのタクシー運賃が値上げとなった。

ネパール・メーター・タクシー・アソシエーションに確認したところ、値上げ後の料金は次の通りとのこと。

◇日中運賃◇ 
 初乗り 10ルピー(変化なし)
 200mごと 5.40ルピーずつ加算

◇夜間(21時~6時)運賃◇
 初乗り 15ルピー(変化なし)
 200mごと 8.10ルピーずつ加算

1kmあたり23ルピー→27ルピーへの値上げ(日中料金の場合)となっているそうだ。

ところで、ガソリンがまともに入手できずに1ヶ月ほど経っただろうか。こういうときは、タクシーは、メーターをなかなか使ってくれない。ガソリンを入手するのに数時間待ち、ということもあり、日中ガソリンスタンドに並ぶと稼ぎにならないし、深夜並ばなくてはいけないと大変だし、ということで、手間賃を運賃に上乗せし、乗客からとるのだ。

メーターに上乗せした分を払うか、あらかじめ交渉でやや高めの運賃を決めて行ってもらうか、という方法をとることが多い。

タクシーを利用して不快な気分になることも多い中で、先日、とても誠実なドライバーにあたって、感動したことが。

タメルから自宅まで移動したときのこと。メーターで150ルピー程かかるのだが、ガソリン不足の昨今、事前交渉で200ルピーまではよしとしている。

が、先日は180ルピーでOK、というドライバーにあたった。下車時に200ルピー要求するんだろうなあ、と思い、あらかじめ200を用意し、おつりは受け取らないつもりで渡したところ、20ルピーを探し、律義に返してくれようとする。おつりいらないからね、というと、嬉しそうに財布にしまっていた。

その誠実さに感動したのだが、その後もっと感激の出来事が。

帰宅して10分程したころ、門をたたく音が。開けてみると、先ほどのドライバーが立っていた。

タクシー内に、ジャケットやサングラス、タオルを入れた小さな手提げカバンを置き忘れていたらしく、それをわざわざ届けに戻ってきてくれたのだ。

ドライバーがくすねて得をするような金目のものではないが、返すほど大したものではなく、処分されてもおかしくなかった忘れ物。

それをわざわざ届けてくれるなんて。

こんな素晴らしいドライバーさんもいるのかと感激。その後はなんだかとても気分よく過ごすことができた。

===

冒頭の写真は、3年前に撮影した、バナナの乗客で埋め尽くされたタクシーの様子。

関連記事はこちら:
http://dailynepal.blogspot.com/2008/10/blog-post_12.html

0 件のコメント:

コメントを投稿