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2008年10月12日日曜日

タクシーのバナナ

先々週の話になってしまうのだが、私がネパールに戻ってくる際、母も一緒にやってきた。

ネパールは3度目なのだが、前回の来訪から6年ぶりということもあり、何を見ても、ほぼ初めて同然の反応を示していた母。

いろいろな光景を目にしては、いい意味でも悪い意味でも驚き、「これ、ブログに書いたらいいのに」と、私のブログネタにしたがることも。

私にとってはどれも日常的な光景で、ブログに掲載しようとも思わないようなものばかりだったのだが、母の反応を見て、そういう日常的な写真が案外新鮮かも、と気づいた。

しかし、時間がなくて更新できずにいたのだが、これから何回かに分けて、掲載してみたい。

手始めは、バナナの乗客?で定員オーバーのタクシーの話。

カトマンズ移動中の足は私のスクーター。はじめは二人乗りを嫌がっていた母だが、車よりもバイクの方が小回りがきくんだから、と、強引に後部座席に乗せ動き回った。

渋滞がひどく、車だと身動きが取れなくなるカトマンズ市街の道を目の当たりにして、母もなんとかバイクの移動に納得したようだ。



ある日、買い物を終え帰宅途中、唐突に母が「バナナでも買っていく?」と言い出した。

ふだん、あまり果物を買う習慣はないのに、なぜにバナナなんだろう、と思いながらも、家の近所の店で買おうか、などと考えながら、前を走るタクシーに焦点を合わすと、車内がバナナだらけ!



「見て見て!前のタクシーすごいことになってる!」と母に言うと、「あれを見たからバナナを買おうって言ったのよ」と母。すでに気づいていたようだ。

今まで、生きたヤギが載せられていたり、解体された食用肉でいっぱいになっていたりするタクシーを見たことはあるが、バナナがこんなにいっぱいのっているタクシーを見るのは初めて。

追い越すときに見ると、助手席もバナナでいっぱい。運転席以外はほぼすべてバナナに埋め尽くされていて、大爆笑。

排気ガスがひどく、ほこりっぽくてゴミだらけの市街に落胆していた母(と私)だったが、日本では絶対に見ることのできないおかしなタクシーを見て、カトマンズののどかさに少しだけ癒された(?)のだった。

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