2007年11月11日日曜日
ティハール祭:バイティカの日に欠かせない千日草の首飾り
バイティカの日は、毎年、私もカトマンズ郊外・仏教寺院ボダナートの奥にある知人の家を訪ずれ、ティカの儀式に参加させてもらう。
大通りをそれ、奥のほうに入っていくにつれ、収穫前の稗(ひえ)と、満開の菜の花が育つ田畑がたくさん見られるようになる。
そんな田畑を背景に、バイティカの儀式を終えた人々(おでこに色とりどりのティカをつけ、千日草(千日紅)で作った花輪(*)を首からかけた人々)が幸せそうに、そして、なんとなく誇らしげな顔をしながら歩いているのを見ると、毎年、とても平和な気分になる。
(*) 千日たっても枯れないといわれる千日草(ネパール語ではマカマリの花)。普段、花輪といえばマリーゴールドであるネパールだが、兄弟姉妹の末永い幸せと健康を願って行うバイティカの儀式には、縁起のよい千日草の花輪が必需品。
ダサイン・ティハールと、祭りに浮かれた秋の1ヶ月もこれで終わり、明日からまた普通の日々が始まる。そして、秋も深まり、少しずつ寒くなっていくカトマンズなのだ。
冒頭の写真は、今朝の野菜市場にて。千日草が庭に生えている知人の家では、バイティカ用の花輪はすべて手作りだが、自分で手作りの花輪を準備できない場合は、こうやって売られる花輪を購入することになる。
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