2006年12月4日月曜日
ネワールの人たちとヨマリ
12月の満月の今日は、ネワール族の人たちが、ヨマリと呼ばれる餡入り饅頭のようなものを、食べる習慣のある日。
ヨマリについての以前の記事 こちら もどうぞ。
カトマンズ盆地にたくさん住むネワール族。日本人と気が合うのか、それとも、確率的にそうなりやすいのか、ネワール族とかかわりのある日本人は非常に多い。自分の職場にはネワールの人しか置きたくない、バフン・チェットリなどもってのほか(大嫌い!)と断言する日本人もいる。
バフン・チェットリというのは、ヒンドゥ教を信仰する、カーストでは高い部類に属する人たち。見た目インド人顔で、威張って見えるせいか、日本人ウケは一般的に悪い気がする。実際は、民族カーストに関係なく、性格なんて人それぞれなのだが。
さて、私はなぜか、こちらに暮らし始めてからも、まったくといっていいほど、ネワールの人たちとの関わり無く過ごしてきた。右を見ても左を見ても、ネワールの人たちばかり、というカトマンズで、ネワール族の知人を持たずに過ごす日本人というのは、非常に珍しいかもしれない。
しかし、2年ほど前から、カトマンズに隣接するパタン市に住むネワールの人たちと、とある事情で関わることになり、時々家を訪れている。
前置きが長くなったが、本日も用事で朝訪れ、用件を済ませて立ち去ろうとすると、お母さんに引き止められた。
ヨマリ、食べていきなさいね。
そうだった、12月満月の今日は、ネワールの人たちがヨマリを食べる特別な日。
見ると、彼女は、せっせとヨマリ作りに励んでいるところだった。
急いでいたのだが、蒸し中のヨモリが出来上がるまで、待つことにした。ヨマリを作る彼女の横にすわり、ネワールの人たちにとっての、今日の日のことを、教えてもらいながら。
いろいろな民族が住むネパールで、異なった民族の、異なった習慣を知るのは、楽しい。
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