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2011年1月29日土曜日

ボダナートと今日の空




午後、ふと思い立ってチベット仏教寺院ボダナートへ。





はるか向こうの山のあたり、空の低い所には白い雲も浮いていたけれど、ボダナート上空は雲ひとつない快晴。

一日、よい天気だったが、午前中のマウンテンフライトは全便欠航だった模様。





なにはともあれ、先日来、日に日に暖かくなっていくのを実感できる今日この頃。

春はもうそこまで来ている。

2 件のコメント:

  1.  ボダナートには二つ思い出がある。
    確か二月だったと思うが、友人と三人で出かけたらチベット仏教のお祭りの日だった。すさまじい人出でもみくちゃになりながらも仏塔に登った。例の「ブゥヲー!」という音が鳴り響く中その音源に近づく事ができた。ビデオ撮影をしたかったからだ。

     私がビデオを持って近づくとラマ僧は「日本人か?」と聞いてきた。「そうだ」と答えると中に入れと手招きをしてくれた。
    中とは音源の真横であり、「なんとかかんとか!」と叫びながら水や花をまき散らす高僧とおぼしき人の頭の上で、人垣の中なのだ。
    なんちゅうこっちゃ。「俺、こんなとこに居ていいのかい?」と思いながらも夢中で撮影した。

     もう一つは10年程前、やはり友人達と訪れたときのことだ。そのときは夕暮れが近く「暮れなずむボダナートもいいなあ」と友人と仏塔に登っていた。

     「そろそろ行こうか」と言っているその横をすっと人影が横切った。目がそれを追ったのだが釘付けになってしまった。黒の法衣をまとったその人は、沈む夕日に向かい端座して身なりを整え、手を合わせ目を閉じたまま瞑想に入ってしまった。
     あまりのそのお姿の美しさに踵を返す事ができず、しばらく見入ってしまった。
    優しく流れる夕風と時間、心が穏やかになるのがわかった。

     ちなみに僧は剃毛をしていた。日本人女性であった。

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  2. いつも抒情的な描写の素敵なコメントをありがとうございます。

    ボダナートは、心落ち着く不思議な場所ですよね。

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