カトマンズ郊外の田んぼには、収穫前の黄金色の稲穂が広がっている。
田植え後のみずみずしい青田もすばらしいが、稲穂がゆれるこの季節も、なんとも豊かな気分にさせられる。
ところで、『実るほど頭を垂れる稲穂かな』という日本のことわざがあるが、ネパールにも、同じ内容のものがある。こういう稲穂の風景を見て育ったこちらの人たちは、その言葉の意味をよくわかっている。
しかし実際はそうは振舞えないもので、えらくなったり、少し裕福になったりすると、頭を垂れるどころか、態度だけではなく姿勢までもが逆反り体勢なる人が多いのは、気のせいだろうか。・・・話がそれたが、
すでに稲刈りが済んだ田んぼも。
夕刻時。
古典は得意ではなかったが、そんな私でも、思わず、「秋は夕暮れ・・・」(枕草子)を思い出してしまうような、そんな風景。
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