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2007年9月20日木曜日

「危険」「治安の悪さ」の基準とは?

また、ネパールがイラク並みに危険で、旅行もままならないぐらい危ない国だと思う人が増えてきたみたいだ。

「ネパールは外出できないぐらい危険なんですか?」という質問はまだかわいいとして、「危険そうだから」というのを理由(口実?)に、容赦なくドタキャンする人も出始め途方にくれている。

危険の種類は違うが、私など、ネパールよりも日本のほうが何倍も怖い国に感じる。毎日のようにニュースになる日本の痛い事件を見るたびに、私が居るのがネパールでよかった、と、思ってしまうくらいだ。

日本で、満員電車の車内で刃物で切り付けられたり、催涙スプレーを撒かれたり(いずれもここ1週間で見た日本のニュース)する場に遭遇する確率と、ネパール旅行中に、爆弾テロに巻き込まれて死ぬ確率を考えたら、今の世の中、日本で意味もなく殺される事件に巻き込まれる確率のほうが、断然高そうな気がするのだが。

そんな怖い国日本で、特に危険だとも思わず暮らせているあなたなら、ネパール旅行は全然問題なく楽しめます!などといったら、無責任すぎるだろうか。

先日の爆発テロ以降、ネパールという国は「犬も歩けば爆弾テロに遭遇する」ぐらいの確率で危険に巻き込まれる恐ろしい国、と思っている人も多いようで、その、想像力豊かな飛躍した思い込みに驚くばかり。

まあ、私も最近、日本の家族からのメールが少しでも途絶えると、「帰宅途中、家まであと100mのところで見知らぬ人に連れ去られ意味もなく殺され山に埋められたか?」と本気で心配してしまうことがよくあるから、ごく限られた情報だけを鵜呑みにして、ネパール=危険な国、と思い込んでいる人たちのことばかりを笑えないのだが。

今でも、常識的な行動をとっていれば、日本では体験できない不便なことには遭遇しても、危険に巻き込まれる確率は極めて少ないと信じている私は、完全にネパールボケしているのだろうか。

* ここでいう『ネパール』とは、主にカトマンズをはじめとする、一般的に外国人旅行者が訪れるエリアのことを指しました。

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