秋の祭シーズンに入るネパール。旅行者でも視覚的に楽しめそうなものを紹介中。
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約10日間続くヒンドゥ教最大の祭『ダサイン』。(2007年は10月12日(金)~10月26日(金)にあたる)
直前になると、日本の師走時期のようなあわただしさが街中に漂い始める。が、旅行者にとっては、視覚的に何が楽しめるわけでもないので、ダサイン祭期間であっても、そんな祭りの期間であることに気づかず旅行を終える人は多い。
が、せっかくなので、いつもとは違うネパールを感じてみてほしい。意識していればダサインの雰囲気を味わえるかもしれないのは、次の日。
10月19日(金)『マハ・アスタミ』(ダサイン祭8日目)
ドゥルガ神に生贄をささげる日。カトマンズやポカラの街中でも、朝から鶏やヤギを絞める光景をあちこちで見ることができる。地方の村に行くと、大きな水牛一頭を、村人総出で絞める様子も見学できることがあるが、かなり残酷。
↓肉を食べる民族は、解体後の大量の肉を、こうやって干し肉にしたり、かまどの上につるしていぶし保存食としたりする。(2005年撮影。ネワール族の民家にて)
10月20日(土)『マハ・ナワミ』(ダサイン祭9日目)
バイク、車、工場の機械などにプジャ(供養)をする日。日本でも、正月に車にお飾りをつけるが、あんな感じの車を、街中で見ることが出来る。
10月21日(日)『ビジャヤ・ダサミ』(ダサイン祭10日目、メインの日)
家族、親戚単位で、↓こんな風に祝う。(2006年撮影。ブラーマンの家庭にて)
しかし、普通に旅行しているだけでは、残念ながらこのようなシーンに遭遇することはない。
この日カトマンズ市内は、日本の正月、元旦の都内のような雰囲気が漂う。旅行者が集まるタメル地区内も、午前中は店屋などシャッターが下りたままの場合が多い。午後からは店を開けるところもあるが、通常の半分ぐらいの営業率。
『年中無休』をうたって営業しているレストランでも、ダサイン祭メインの日は休みになるところも多いので注意したい。
公共バスやタクシーなどの運行率も減る。タクシーに乗っても、割増料金を取られることが多いが『ボラレタ』などと言わず、状況を理解しよう。
ダサイン開始~ティハール(次に紹介予定の祭)終了までの約1ヶ月の間、上の写真のような竹製のブランコがあちこちに作られる。(2005年撮影。カトマンズ郊外の広場にて)
祭りが終わると壊されてしまうこのブランコ。
旅行中に見かけたら、乗せてもらおう。青空に向かってこぐブランコ、気持ちいいよ。
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