前回のつづき(2007年6月12日のこと)
チヤ(ネパール流ミルクティ)をご馳走になった後、バターランプに火をともして僧院を後にする。
ススパ(Suspa:標高約1870m)という小さな集落を通り過ぎ、田畑の中の道を歩く。途中、森が少し開けた場所で牛やヤギが草を食んでいる光景が、なんとも牧歌的で美しい。
ドラカ(Dolaka:標高約1660m)を目指して歩いているのだが、途中、道がわからなくなり、農作業をしている現地の人に尋ねてみる。すると、みんな決まって「あっちに降りると、モーターの走るロードに出るから、そこまで行ったらあとは道なりに歩きなさい」と教えてくれる。
つまり「車が走る道にでるから~」と言っているのだが、およそ英語とは無関係な人生を送っているであろう素朴な農民たちが、みんなそろいもそろって、車(Motor)と道(Road)の部分だけ英語を使うことがおかしい。該当するネパール語があるにもかかわらず。
段々畑ではちょうど田植えをしていた。さっきまで霧雨が降っていたから、かぶっていたのだろう、雨笠があちこちに置いてある。
バスが走るという車道も、段々畑の下に見えてきている。
つづく
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