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2005年9月15日木曜日

干し米の山と曼陀羅



ネパールには、たくさんの祭りがあって、現地の人でも把握できていなかったりする。

特に、カトマンズ盆地を中心に自分たちの文化を築いてきたネワール族は、祭好きだ。

今日は、ネワール族が死者の霊を弔う日。似たような日(ガイジャトラと呼ばれる祭)が、1ヶ月ほど前にもあったが、今日も、ネワール語で『Mataiya』と呼ばれる祭(儀式)のある日で、夕方から、線香を持って街中を歩く行列が見られた。



街中に無数にある小さなお寺の前には、きれいなお供え物が置かれていた。

ネワール語で『Samaya Baji』と呼ばれるこれ。干し米(のようなもの)を山盛りに積んだ上に、色々な食べ物がきれいに並べられている。

タマゴ、チョエラ(水牛の肉を使った、ネワール族の得意?料理)、豆、菜っ葉、ジャガイモを調理したものなどなど。まるで、曼陀羅(マンダラ)みたいだ。

てっぺんには、巨大なバラ(ダルバートのダルスープに使う黒い豆をすりつぶしたものを原料として作るパンケーキのようなもの)も乗っている。こんな大きなバラ、食べ応えありそうだね。

その上には、口にタマゴをくわえた魚が乗っている。

どれも、(ネワール族にとって)、とびきりの供物ばかりだ。

普段は夜が早いカトマンズ。でも、今日は、夜10時を過ぎても、寺院周辺はにぎわっていた。

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