夜、いつもより、きれいな満月が出ていて、明るい光を放っていた。
月の光が強い夜には、いつも、『蛍の光』の歌を思い出す。
♪蛍の光、窓の雪、風情のあるこの歌詞。『電気がなかった時代の昔の人たちは、夏には蛍を集めて、冬には雪の明るさのもとで、勉強したんだよ』といわれても、この歌を覚えたばかりの子供の頃はあまりぴんと来なかった。
無数の蛍が集まると、本当に、電気の代わりになるくらいの明るさになると知ったのは、ネパールの村に滞在した時のことだ。
雪の明るさは、去年の冬にアラスカ(フェアバンクス)へ行った時に、実感した。フェアバンクス滞在中を色で表現すると、『青白い明るさ』がしっくりくるのは、窓の外の雪明りの印象が強く残っているせいだと思う。(幻想的なオーロラの色の印象も、もちろん強く影響しているが)
そして、話は戻るが、月の光。満月の日やその前後も、蛍や雪の光のように、明るい。
夜に停電して、その日がちょうど満月前後だったりすると、ロウソクをつけるまでの間は、カーテンを全開にすることで、明かりを取ることができるぐらいだ。月の光が、こんなに明るいとは、日本にいたときは感じたことがなかった。
特に今日の月は、普段よりも明るく、きれいだった。そうだ、今日は中秋の名月。きっとそのせいだ。
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