ネパールにはじめて訪れ、ヒゲヅラで濃い顔の、いい年こいたオトコ同士が仲良く寄り添ったり、指をからめて手を握り合ったりしながら歩いている姿を見て、ぎょっとしたことのある人は多いと思う。
自転車で、冬ソナよろしく、二人乗りをしている男同士(1人は横座り)もよくみかける。
同性愛者の国?と思ってしまいそうだが、彼らはただの友人同士。
(見るからに結婚前の)若い男女が手を握りながら歩く姿はまだまだあまり見かけないカトマンズだが(タメルでは必要以上にべたべたしているネパール人同士のバカップルも見かけるけど。たいていオンナのほうがありえないほどに肌を露出しているのが共通している)、男同士、女同士が寄り添いながら歩く姿は、よく見かける。
彼(彼女)ら、ホモでもレズでもない。深い友情が、このような形(寄り添いながら手を握り合う形)であらわれてしまうのだ。
では、本物の現地人ホモやレズはネパールにいるのかいないのか。
深いところまでは知らないが、いることにはいるらしい。
去年まで私が住んでいた家の30mほど先に、同性愛者(男性限定?)の施設があった。オトコなのに妙にしなをつくって歩く人や、女装した男性同士で手をつないで歩く人たちを、近所でよく見かけていた。
100人以上のゲイ(上記施設に関係している人たちが多かったようだ)が、祭りの日にあわせて女装してカトマンズをパレードし、存在をアピールすることもある。
この施設、ガイドブック『ロンリープラネット・ネパール版』でもしっかり紹介されている。
彼ら、ただ、女装趣味があるだけなのか、それとも、同性愛者でもあるのか。詳しいことは知らないが、いずれにせよ、ネパールにもその類の人たちがいるのは事実だ。
夜9時過ぎ、タメル入口あたりに行くと、女装姿でたむろっている男性たちを多数見かけることができる。
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