ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2015年11月1日日曜日

薪調理の強み その2


9月28日付・薪調理の強み を投稿してから1か月以上経つが、まだ燃料不足は続いている。

今朝の通勤時に見かけた、ずらっと並ぶガスシリンダーと、何をするでもなく座っている人たち。昨日(から)、調理ガスの供給が一時的に再開したため、順番待ちをしているのだ。

ただし、シリンダー満タンにはしてもらえず、供給されるのは半量(約7kg分)ずつ。皆に平等にいきわたるよう、身分証明書をチェックしているとか。

レストランなどの営業用が優先で、庶民のは後回しだとか、いくつかある調理ガス会社の、どこどこのメーカーのは入手しやすく、他のはまだ難しい、とか、いろいろな情報が出回っている。

昨日入手できた人もいるようだが、多くの人はまだ待機中。ここの列の人たちは皆、昨日から並んでいると言っていた。


八百屋や美容院など、地元の主婦が集まる場所で最近よく耳にするのは、「お宅、調理ガス足りてる?」「足りてないわよ。来客があるとき時だけ使って、自分たち用には薪を使い始めたわ」というような会話。

先日は、自宅隣の庭から薪割りの音も聞こえてきた。

皆、ガスが尽き苦労しているが、こうやってすぐ薪に切り替えられるところはたくましく、うらやましい。

・    ・    ・

ガス不足で、縮小営業しているレストランも多い。次の写真は、先週(10月26日)ポカラのレイクサイドで見かけた、ムーンダンスレストランの限定メニュー。


旅行シーズンとなり、旅行者も(例年ほどではないにしても)増え始めているのに、燃料不足のせいで十分なサービスを提供できないことを、この業界の人たちは皆、もどかしく感じている。

・   ・   ・

でも、一方で、燃料危機などなんのその、平常通り営業している店も。

ときどき行く、「薪調理」がウリの、家族経営のローカルダルバート屋。平常時はガスも使っているが、9月末頃に調理ガスが終わって以降、早々にかまど調理のみに切り替えた。



もともとかまどがいくつかあり、薪入手ルートもある。メニューもダルバートとつまみ程度で、無駄がない。

ここはいつもと変りなく繁盛し、地元民であふれている。

ちなみにここ、4月の地震後も、臨時休業する店が多い中、地震当日の夜も営業していた。多くの店が、従業員が怖くて逃げ出し営業続行できる状況ではなかったのだが、ここは家族経営、どうせ自分たちも食事をしなくてはいけないし、ということで。

・   ・   ・


今日のオフィスの賄食。台所からゴマを炒るいい香りがしていると思ったら、今日のメニューはゴマのアチャール添えモモだった。

調理ガス不足の影響で休業しているローカルモモ屋や、モモの扱いを一時やめている旅行者向けレストランも多い中、やや後ろめたさを感じながらも、贅沢にアツアツを食す。

0 件のコメント:

コメントを投稿