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2015年8月28日金曜日

ボダナート「取り壊し」作業の様子


ネパール地震から4か月経ったボダナートを本日訪問。

地震後訪れたときには、他所の被害の印象が強すぎたためか、大きな被害に気づかないでいたが、仏塔全体に亀裂が入り、相当なダメージを受けていたことを後になって知った。

ドームより上の部分での修復が必要とのことで、本来顔のあった部分に足場が組まれ、取り壊し作業が進められている。

話を聞いた地元の開発委員会の方に、「修復作業が進められてるんですね」と言ったら、「修復ではなく、今はまだ取り壊しの段階です。修復が始まるのは、取り壊しが終わってからのこと。まだ先です」と言われてしまったが、確かにその通り。他所もそうであるように、本当の「修復」に取り掛かれるのは、まだ先のこと。




高い場所から眺めていて気づいた。足場からドーム下の台座に向け、長い管がいくつか置かれているのだ。(写真中央にも見えている)

取り壊したレンガを、この管の中を滑らせて台座まで下ろすためのもので、私が眺めている間にも、するするとレンガが管を通って流されてくる様子が何度も見られた。

レンガは、損傷が激しくなければ再利用されるとのこと。

四方を見下ろす目は見えず、ドームの色もあせ、祈祷旗も取り払われてしまった姿が痛々しい。

元の姿に戻るには、約1年半かかるそうだ。

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