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2014年3月20日木曜日

2014年はシャクナゲ外れ年


 
毎年今の季節、季節の変わり目になると、突風が吹く。
 
体感的に今年最初に感じた突風は、一昨日夕方に発生したもの。遠くで雷の音が聞こえ、ざわざわと木々が揺れる不穏な音が聞こえたと思ったら、突然、砂埃や枯葉を巻き上げる突風が吹き、視界が茶色く濁った。
 
カトマンズでは、植木鉢を屋上の塀や手すりにおいている家庭が多い。少し触れるだけで、簡単に落ちる位置に。
 
そういう植木鉢が突風にあおられて落下したり、トタン屋根がめくれあがって飛んで行ったりしたのを、何度も目撃したことがある。木々がなぎ倒され、バイクで走行中その下敷きになり、亡くなった知人もいる。危険な季節。
 



そして今の時期、天気が急変し雹が降ることも多い。タメル地区でも、本日午後、雷が聞こえ、大粒の雨が降り始めたと思ったら、雨ではなく雹で、しばらく降り続いた。

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ところで、例年であれば、標高2500m程度の場所で、ネパールの国花・石楠花が満開になる季節。のはずなのだが、今年はどうも不作である模様。

石楠花満開になる3月中旬から下旬にかけて、アンナプルナ方面・特にゴレパニ・プーンヒル方面へ行くトレッカーは多く、開花状況を気にかけていた。

3月初旬に、ダンプスやウレリなどの標高2000m前後あたりで咲き始めている、との報告をもらい、この調子だと例年通りの開花状況かと思いきや、その後現地から戻ってくるどのガイドに聞いても、今年は外れ年だね、と。

今年2月に天候が崩れゴレパニあたりで雪が降ったのだが、その影響か、もともと咲きが悪く、咲いていても例年のように目を惹くほどではなかったところに加え、一昨日に降った雹のせいで、つぼみごと落ちてしまった木も多いとのこと。

それでもゴレパニあたりではぽつぽつ咲き始めているようだが、満開になっても、例年のように、山の斜面一面赤やピンク色に染まる見事な光景は見られないのでは、と、ガイド皆、口々に言っている。

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