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2011年3月21日月曜日

偶然の出来事 1

偶然の出会いや再会に驚くことがよくある。先日も、世界の狭さを実感したところだった。

ここ1年ほどで体験した3ケースを書いてみたい。

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先日、還暦を過ぎた男性ゲストの方々が、私のトレッキング会社を利用してくださった。

旅行開始前に何通ものメールのやり取りをし、最終の確認なども終え、ネパール入りまであと数日と迫ったある日のこと。今回のネパール旅行に対する思い入れが書かれたメールをいただいた。

それは、こんな内容だった。

学生時代の部活の後輩が、35年ほど前に10年ほど、ネパールの山村で暮らしていた。そういう縁で、当時、同じ部活の部員同士が結婚する際、その村に結婚式を挙げに行った者もいる(※)。

残念ながらその結婚式には参列できなかったが、今回、約35年越しでやっと念願のネパールトレッキングに出発できることになった。ネパール初訪問をとても楽しみにしている。

・・・とのことだった。

私事で恐縮だが、このゲストたちは私の父と同世代。父も、若かりし頃自転車での日本一周を計画、しかしすべて実現せず、残りの区間を定年後、35年以上越しで走りつなげた、ということがある。

参考記事:http://dailynepal.blogspot.com/2010/04/20.html

そんなこともあり、このゲストたちの思い入れに深く共感、胸が熱くなる思いがしたのだが、それよりも何よりも驚いたのは、ゲストたちの『大学の後輩』という方が、私も面識のある方だったのだ。縁あって2年前に知り合い、それ以降、私たちの会社のこともよく気にかけて下さる方。

このため、ゲストたちは、後輩氏から私たちの会社を紹介してもらったのかと思ったのだが、そうではないとのことだった。誰からの紹介でもなく、ネット検索でたまたま見つけ、利用を決めてくださったという。

今回、偶然にも、ゲストの後輩氏が、ゲストたちより1日遅れの便でネパール入りされる用事があり、その件でもメール連絡を取らせていただいている最中だったのだが、双方とも、同時期にネパール入りする予定があることなど、知る由もなかった。

双方とも、大学卒業後(後輩氏が部活を1年で辞め、それ以降とのことなので40年近く)連絡を取ったことはなく、近況も知らないというのだ。

しかもゲスト、実は複数社に問合せをしていたという。しかし、最終的に私の会社を選んで下さった。もし他の会社を選んでいたら、双方が同時期にネパール入りしていることを、共通して知る者もなく、ただのニアミスに終わっていただろう。

せんえつながら私が仲介役となり、双方へ連絡を取らせていただいた。ネパールでのスケジュールが合えば、40年近くぶりの再会の機会を、ここネパールで作っていただけるかもしれない、などと考えると、他人事とは思えず、気持ちが高ぶっていた。

残念ながらネパール滞在中のスケジュールは合わず、再会実現はならなかったのだが、電話で話しをすることができたとの連絡をいただき、自分のことのようにとても嬉しく、感動した。

いろいろな偶然が重なった今回の件。世界は広いようで狭いんだなあ、と、しみじみ実感した出来事だった。

(※)追記:
ゲストの後輩氏はネパールに関する著書をお持ちです。先述の『ネパールの山村で結婚式を挙げた部活の仲間』の話は、著書のひとつ『ヒマラヤの花嫁』の中におさめられています。

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偶然の出会いに関する話題。あと2ケースつづきます。

→ 偶然の出来事2 へ

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