2007年3月1日木曜日
ヒンドゥ教男児の儀式
左の絵は、ビクラム暦カレンダー今月のページに描かれている挿絵。
ビクラム暦16日(2月28日にあたる日だった)は、ヒンドゥ教ブラーマン(バフン)カーストの男児にとって、重要な儀式を執り行うのにふさわしい日とされていた。
このイラストのように、男児は髪をそり、黄色い袈裟を着て、儀式の主役となるのだ。
知人の息子の儀式も、この日に行われた。
まだ9歳の彼だが、この儀式を行ったあとは、宗教的な決まりごとなども守っていかなくてはいけない。
彼が生まれる前、おなかの中にいるときから知っている身としては、他人の子ながら、成長をうれしく思う。
***
泊りがけでこの家を訪れる時、よく、「今晩はママの代わりになってあげるから、私と一緒に寝るんだよ」と冗談で言っていたことがある。
しかしいつも断られていた。
小さい頃は、夜寝るときママから離れることができず、最近では、照れも出てきてしまったためだ。
いつも、今度、という彼と、1つ約束していた。ブラタバンダ(今回の儀式)の前に一度だけ、ママの代わりに私と一緒に寝ようね、と。
この儀式を行ったあとは、まだ幼くても、ヒンドゥ教徒の男児として扱われる。彼にとって、ママのような年齢の私とであっても、一緒に寝ることはできなくなるから、その前に絶対ね、と、言っていたのだ。
しかし、残念ながらその約束も果せてもらえないまま、今回の儀式を迎えることになった。
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