ここ2~3年の間に、カトマンズ市内をのそのそ歩く、野良牛の数がめっきりへった。
以前は、道端であろうが、交通渋滞中の道路の真ん中であろうが、我が物顔で、どーんと寝そべる牛の姿を、いたるところで見かけた。
世界で唯一、国教がヒンドゥ教であるネパールでは、牛は神様だから、粗末には扱えないのだ。だから、狭い道いっぱいに歩いていようが、寝そべっていようが、人間たちは苦い顔をし牛を横目で見ながら通り過ぎるしかなかった。
そんな野良牛たちを、最近は、ほとんど見かけない。
交通渋滞を引き起こす原因になるのが野良牛なので、交通警察が野良牛をトラックに載せ、郊外に運んでいる、と、聞いたことがある。(某機関から派遣されている邦人の方のご指導によるものらしい)
しかし。
カトマンズ~パタンへ行く途中の、クポンドール(コプンドール)通りには、いつも決まって、同じ牛の姿を数頭見かける。
交通量の多い通りの真ん中で、気持ちよさそうに寄り添いながら数頭の牛が寝そべっている。すぐ耳もとをバイクやバスがクラクションを鳴らしながら通り過ぎるのに、うるさくないのか?と、いつも思う。
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