都市部で生活している人などはそうでもないが、お年寄りや、村で暮らしている人たちは、病気はお祓いで治せると信じている人は多い。(医療が発達していない村では、病を治すためにできるのはお祓いだけ、といったほうが正しいかもしれない)
病気だけでなく、他人にかけられた呪いを解いたりする時にも、お祓い師は活躍する。
お祓い師にも、色々なタイプがあって、占星学などを学んだお坊さん(のようなもの)を兼ねる人から、『自称』お払い師まで様々。
ネパールでは、占いや迷信なども信じる人たちが多く、カトマンズにもお祓い師は身近な所にけっこうたくさん住んでいる。
お祓いで病気が治るわけないじゃん、と思いつつ、実はずっと、一度は試してみたいと思っていた、お祓い。
たまたま、ここのところ体調がすぐれなかったので、本日、オフィスのサルミラのお母さんが、病気のたびに訪れるという、サルミラの家の近所に住むお祓い師のところへ、連れて行ってもらうことにした。
就業時間中だが、ちょっと抜け出して、サルミラの家へ行き、お母さんと落ち合う。
お母さんに連れられ、バグバザール(オールドバスパークの裏に当たる地区)の小道をくねくね進む。
バグバザールはよく訪れる場所だけど、一歩中に入ると、インドのバラナシ並に、複雑で入り組んだ小道が続いていたのかあ、などと思いながら、お母さんの後をついてい行く。
どこをどうあるいたのか分からないほどくねくね進むこと約5分。薄暗い家にたどりついた。
聞くところによると、女性のお祓い師さんがいるらしい。
お祓い師さんの不在を確かめにお母さんだけ中に入っていく。ドキドキしながら家の外で待つ私。
、、、が、お母さんはすぐに出てきてしまった。お祓い師さんは、たった今外出してしまったとのこと。
残念。
冷やかしで訪れるような私には、お祓いは必要ない、ということだったのかもしれない。
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