4月14日付けブログに登場した、初潮を迎えた女の子を訪問してきた。
私は女性なので、彼女の部屋に入れてもらうことができる。太陽の当たらない部屋に閉じ込められて4日目になる彼女は、退屈で仕方がないとのことだった。
彼女の場合、3畳ほどの部屋にこもっている。寝室なのでベッドもあるが、このような時にベッド寝てはいけないという習慣があるため、土で塗られた床の上にむしろを敷き、その上に布団を敷いて、その上に座り時間が経つのを待つ毎日。
この間、学校は休まなければいけないが、部屋で教科書を開いて勉強をすることも許されない。この時期の彼女が触ったものすべてが汚れてしまうため、鉛筆、ノート、本なども、部屋には入れられない。
『編み物さえ許してもらえれば、時間つぶせるんだけど、せっかく編んでも部屋の外に出られる12日目には捨てなくてはいけないから、、、』
カトマンズなどの都会では、部屋にテレビを置いてあげたりして、『カタチだけ』11日間部屋に閉じ込めることで、儀式を済ます家庭も多い。
しかし、カトマンズ郊外に住む純ヒンドゥ教最上位カーストの彼女の場合、布団しかない部屋で、おばあさんやお母さんがしてきた時と同じように、昔ながらのしきたりを守っている。
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