オフィスの手洗い所に置いてある石鹸に、削ったような跡。ネズミが前歯でかじった跡だ。
そこそこ古い家には隙間が多くて、外に続く戸の隙間からネズミが時々侵入してくる。過去にも、電話が通じないと思ったら電話線をかじられていたり、カーペットを噛みちぎられたことがある。
キッチンでは、殺人唐辛子と揶揄される辛い唐辛子にまでかじり跡が残っていたことがあり、辛くなかったかなあ、と逆に心配してしまったことも。
とにかく、何か被害を見つけたらすぐ退治しないと、いろいろなものをかじられてしまう。罠を仕掛ける相談をし始めたスタッフたちの声は、自然と小声に。
なぜかって、ネズミに聞かれると罠を避ける知恵がついてしまう、から。
昔話にでもありそうな、おもしろい俗信。
石鹸かじるんですかあ。歯が伸びるからなんでもかじるんですねえ。口から泡吹かないんですかねえ。
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