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2009年7月7日火曜日

多用しすぎる二人称

どうでもいいことなのだが。

ネパール人は、二人称を多用する。

たとえば、ネパール人が山田さんという人と待ち合わせの時間について電話で話すとすると、

「山田さん、ナマステ!今日の待ち合わせの件なんですけどね、山田さん。ちょっと予定が入って遅くなりそうなんですよ、山田さん。できたら、明日に変更できないでしょうかねえ、山田さん?え、いいですか、山田さん!それじゃあ、明日の12時に、山田さん!よろしくお願いしますね、山田さん。じゃあ、山田さん、ナマステ!」

という感じで、すべての文章の前か終りに、二人称の呼びかけが入ることも珍しくない。他人の会話を聞いていても、耳障りに感じることがある。

話が飛ぶが、私が出勤できない日の業務報告をスタッフにメールでレポートしてもらうよう頼んでいる。

送られてくるレポートを見て、毎回いらいらさせられるのが、二人称の多用。

上司に当たる女性のことを「マム」と呼ぶ習慣があり、私も例にもれずそう呼ばれているのだが(注:当ブログを発信している私を男性と思い込んでいる方がかなり多いようですが、私は女性です)、レポートに「マム」を多用しすぎるのだ。

たとえば、こういった具合に。

・ マム、スタッフの○○は欠勤しました。
・ ゲストの▽▽さんが来て、チケットを渡しました、マム。
・ マム、郵便局の用事をすませました。

どうしても、用件の最初か最後に「マム」を入れてしまうのだ。レポートに目を通しながら、どうしてそこで私に呼びかけるかね?と苦笑しつつ、思わず無意味な「マム」の頻出回数を数えてしまう。

これはレポートであって、私とチャットで話しているわけではないのだから、お願いだから二人称の呼びかけは入れず、用件のみを箇条書きで事務的口調で報告するように、と何度も指導しているのだが、どうしても「マム」と呼びかけたくなってしまうようだ。

緊張すると使用回数が増えてしまうようなので、そのせい?

私が小学低学年の時、作文の導入として「せんせい、あのね」という文章を作る授業があったのだが(最近まであったようだが、今もある?)、それを思い出してしまう。

・ せんせい、あのね、きょう、スタッフの○○がかいしゃをやすんだよ。
・ ゲストの▽▽さんがきて、チケットをわたしたよ、せんせい!
・ せんせい、それでね、ゆうびんきょくのようじもすませたんだよ。

ネパール人的使用法として割り切るしかないのだが、気持ちに余裕がないときなど、二人称を多用されると耳触りでしかたがない。

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