知り合いのネパール人男性が以前から犬を飼いたがっている。しかし、まだ適当な犬が見つかっていない。話を聞くと、オス犬に強いこだわりを持っているのが原因のようだった。
ネパールでは、犬を飼うなら、断然オスに人気がある。
メス犬に人気がない理由は、『発情期になると野良オス犬がひっきりなしにやってきて迷惑』だから。
しかしカトマンズではペット(家畜ではなくあえてペット)を専門にした獣医も増えており、避妊手術は問題なくしてもらえるから、メスでもオスでも、飼うにあたってさほど違いはないはずだ。
それでもやはりオス犬でないと絶対にイヤなのだそうだ。理由は、メス犬なんて飼うものではない、から。メス犬をつれて散歩するなんて、近所に顔向けできないぐらい恥ずかしい、とまで真顔で言い放った。
そこまでさげすむなんて、こういうのも、男尊女卑というのだろうか。
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