先日、出回り始めたばかりのマンゴーを購入し失敗した話題を書いたが、それから約3週間、味はすっかり良くなって、値段も安くなってきている。
昨年からひいきにしているインド人の果物売りがいる。今年も、彼の熱い視線を感じる季節となった。通り過ぎるたび、「ディディ!アープ!!(*)」と呼びとめらるのだ。
(*)ディディ:『ねーさん』という意味の呼びかけ語。アープ:マンゴーのネパール語。
先日うっかり、他の果物売りからマンゴーを買ってしまった翌日に、彼に呼び止められた。前日に買ったマンゴーがまだ冷蔵庫に残っていたので不要だというと、「ボク以外のところで買ったのかい?ダメだよ。ボクのアープしか買わないはずじゃないか!」と、すねられてしまった。
そんな約束をした覚えはないのだが、浮気がばれて、ばつの悪い気分。「最近アナタのこと見かけなかったから、仕方なかったのよ」などと、思わず口ごもってしまう。
そして、今日。また呼び止められて3kg購入。「今日はたくさん買ったんだから、負けてくれるわよね」というと、「もちろん!」という。
「で、いくらなの?」と念のため聞くと、彼はにこっと笑って言う。「ディディとボクの仲じゃないか、200ルピーにしておくよ」。
・・・だから、それって時価より高いっていうの!結局3kg150ルピー(約300円)で買ったのだが、相変わらず彼の調子のよさは、昨年同様変わっていない。
余談。
私は果物をあまり食べないので、マンゴーの季節以外、ほとんど果物を買うことはない。
それを、インド人の果物売りも知っている。だから、マンゴーの季節以外は、時々みかんを買うとき以外、素通りを許してくれるのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿