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2017年8月17日木曜日

味の変わるミルク


毎朝、カトマンズ郊外に住む農家のおばさんが、搾りたての牛乳を届けてくれる。

加工どころか煮沸さえされていないので、受け取ったらすぐ煮沸し、冷めたら冷蔵保存する。脂分が多く、表面に厚い膜ができる。

では、牛乳自体も濃厚かというとそうでもなく、牛の体調や飼料によって味や濃さが変わる。

たいてい、「搾りたての牛乳=濃厚」と連想される方が多いと思うが、案外そうでもないのだ。

2015年4月の地震後は、あまりお乳を出してくれなくなった、ということもあった。また、子牛が生まれたばかりの時には、子牛がお乳をたくさん飲みすぎ、ヒトに販売する分がなくなってしまった、という、微笑ましい出来事もあった。

牛の都合で乳が十分に出ないときも、生き物だものそんな日もあるさ、と、共感してしまう。

ところで、最近のお乳はやや「えぐみ」を感じるので、聞いてみた。すると、農家のおばさん曰く「トウモロコシの葉や茎を餌として与えているからね。でもあと一ヶ月もしたらまた元に戻るよ」と。

今がシーズンであるトウモロコシ、実は人がたべ、葉や茎は牛の飼料にしているのだそう。

日々微妙に変わる味や濃さを楽しみ、自然との共生に感謝しながら、毎日おいしくいただいている。

4 件のコメント:

  1. お忙しい中ご苦労されてブログを更新していただきありがとうございます。
    ツイッターというものになじめない私には、ブログはとてもありがたいものです。
    「断ち切らないで!!」

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    1. いつもありがとうございます。細々とですが、続けていきたいと思います!

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  2. 我が家の周囲は目下トウモロコシと大豆ばかり。毎日、頂いたものを、トウモロコシは圧力鍋で、枝豆はお鍋で茹でて、目一杯食べてます。トウモロコシは食べ終わると、捨てずに外で暫く乾燥させ、冬場の寒い時に囲炉裏で薪のたきつけに使います。葉や茎は近所の牛さんの飼料にと、捨てるところがない完全燃焼の天からの贈り物ですねぇ。

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