ネパールの車に乗ると、フロントミラーに、女性の装飾品であるチュラ(腕輪)をジャラジャラと吊るしているのをよく見かける。
悪路が多いネパールの道、車が上下左右に揺れるたび、チュラも揺れ、音を奏でる。視界で揺れるチュラ、邪魔で運転しづらいようにも思うが、男性ドライバーたちの間で伝わる俗信を信じ、ぶら下げるのだ。
それは、夜間運転中、女性のおばけが出、男性ドライバーを惑わし、事故に導く、という俗信。でも、チュラをぶら下げ、常にジャラジャラ音がしていると、女性のお化けは寄り付かない、だから吊るすのだ。
ネパール流、安全運転祈願&厄除け目的。
本日ポカラ発カトマンズ行便が飛ばず、急きょチャーターしたハイエースのドライバーさんは、ギアにたくさんかけ、操作をする際には常に指をチュラにかけ、ジャラジャラと音を出しながら運転していた。
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