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2012年5月20日日曜日

5月20日のネパールバンダと旅行者への影響



今年も5月に入りバンダ(BANDA:ストライキ)が頻発している。

特に本日のバンダは非常に制約も多かった様子。車だけでなく、自転車までも通行妨害を受けたりもしていたそう。

一見物騒に思えるが、実はそうでもなく、何も予定がなければ、バンダの日ほどのんびりできる日はない。

しかし、実際にはそうのんきなことも言っていられない。国際線が動いている限り、旅行者はネパール入りする。観光や移動の足の確保も必要になる。しかし、バンダの日は、車両通行が妨害されるため、突然の予定変更手配やらでストレスがたまる。

本日もいくつか手配が入っていて、バンダの影響を懸念していたのだが、影響を受けたり受けなかったりと、妨害状況はいろいろだった様子。

まず、カトマンズ市内~空港間の日中の移動。ちょうど移動時の昼前、オフィスがある、出発地点のタメル地区で大規模デモが発生していたとのこと。ツーリスト専用車両の緑色ナンバープレートの車両も通行を妨害されていたそうで、スタッフ、市内と空港を循環する、非常時にのみ運行される臨時シャトルバスを利用し空港へ移動。

そうかと思えば、同じころ、ボダナートやパシュパティナート観光のためツーリスト専用車に乗っていたガイドによれば、特に移動中通行妨害は受けず、大きな影響は受けなかったと。しかし、パタン近くへ移動後、通行妨害され、パタン観光はあきらめることになったそうなのだが。


また、本日も、カトマンズ~ポカラ、カトマンズ~チトワン間を結ぶツーリストバスは、一部のバス会社を除き通常運行していた。

運行バス会社数社によれば、道中特に通行妨害も受けず、バンダのおかげで道路がすいていたせいか、通常よりも早く目的地に到着したと。

その後夕方、17:00~翌朝5:00までバンダが解除となるとのニュースが。しかし、一部の団体(ネワール族)は20時までのバンダを主張し、17時のバンダ解除後も、相変わらずカトマンズ市内では通行妨害が出ている場所もあったようだが。

こんな感じで、今いる場所や時間帯によっても、バンダの影響はいろいろ。

バンダの日は、何もせず、のんびり過ごすのが一番いいのだが、短期間でネパールに来ていると、そうも言っていられない。正しい情報を入手しながら、動物の勘も働かせつつ行動するしかない。

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写真は本日午前中、スタッフによる撮影。

1枚目:タメル入り口。シャッターをおろしている店がほとんどで、いつもはタクシーがずらりと並ぶこの通りも、車両の通行がほとんどない。

2枚目:ツーリスト専用の緑色ナンバープレートの車であるにもかかわらず、さらに緑地の布に「TOURIST ONLY」と書いて強調し街を走る、旅行者を乗せた車。

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