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2010年11月21日日曜日

カトマンズ~ルクラ国内線11月の連日欠航のこと:その1

11月12日~19日頃まで、カトマンズ~ルクラ間国内線が連日欠航(全便欠航や一部欠航)となっており、多くのトレッカーに影響が出ていた。

11月は乾期なので欠航の心配はないだろう、と思っている旅行者もけっこう多い。でも実はそうでもなく、記憶に新しいところだと、2006年11月の同時期に、やはり数日ほぼ全便欠航となっていたことがある。

2006年11月当時の記事:
http://dailynepal.blogspot.com/2006/11/blog-post_27.html

なぜか今年は、「長い休みが取れないから、予備日を全く設けずナムチェトレッキングへ、カトマンズ帰着同日の深夜便、または、翌日の日中便にて帰国を考えている。11月は乾期だから、フライトも安定しているし、別に無謀じゃないでしょう?」というような内容の問合せが集中した。

そのたびに「どの季節でも、1~2日程度欠航となることはあるから非常に高リスクなので旅程を見直した方がいい」と回答していたのだが、予定を見直した人もいたし、それっきり連絡が来なくなった人もいた。後者の人が、予定通りの日程でナムチェへいっていれば、まさに、今回の連日欠航に巻き込まれていたはずだが、どうなっただろう。

「○月はどのぐらいの確率で欠航しますか」とか「欠航は最高何日続きますか」とか言う問合せもよくあるが、すべて天候次第、しかも、山の天候は変わりやすい。カトマンズが晴れていてもルクラが悪天候、その逆もあり、極端にいえば、飛ぶときにならないとわからないのがルクラ路線。

実際、飛べると思ってルクラに向かったものの、視界不良でカトマンズに戻ってくるというのもよくあること。

だから、ルクラからのトレッキングを計画している人は、カトマンズ帰着後の予備日ナシという無謀な旅程を組んではいけない。予備日は長いほうがよいが、最低でも、カトマンズ帰着後2泊はできる予定で組んでおいたほうが無難だ。もちろん、今回のように1週間以上まともに飛ばなければ、予備日2泊では意味がないのだが。

なお、昨日20日、昼近くから天候も安定し、今までの分を取り戻すかのように何往復もカトマンズ~ルクラ間を飛んでいた。また、ネパール国軍のヘリコプターなども加勢し、カトマンズに戻れずルクラに待機していたかなりのトレッカーが、カトマンズに戻れたようだ。

ソース:
http://www.myrepublica.com/portal/index.php?action=news_details&news_id=25409

このような事態は、季節にかかわらず起こり得るので、くれぐれも日程には余裕を持たせることをもう一度加えておく。

その2につづく

2 件のコメント:

  1. ついこの間までネパールに行っていた者です。

    「ルクラにいる日本人が戻れない」という話、現地で聞きました。
    結局ヘリでカトマンズまで戻ってきて、翌日の便で帰国したそうですが、保険をかけても自己負担が数万円かかるようですね。

    手配を請け負った現地の方も、「この時期は、このようなトラブルが絶えない」と疲れたきった顔で休日出勤をし、夜中まで携帯を握っていました。

    計画した当人だけでなく、いろんなところに迷惑がかかりますね。

    記事を拝見して、
    現地のアドバイスは、きっちり聞いてほしいと思いました。

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  2. 自分の時はそんなに欠航するはずはない、乾季なのだから、と思われる方も多いようです。

    「でも、11月なら乾季なのだから、一般的には欠航の確率は低いでしょう?」と、話が堂々巡りになることがよくあります。

    今回は、ヘリコプターを利用するにも混みあっていて3日待ち、というようなこともあり、カトマンズに戻りたくても戻れない状態だったようです。

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