6月5日は世界環境デー。
カトマンズの私立学校などでは、普段制服がある学校でも、この日は「グリーンカラーデー」と称して、緑の物を何か身に着けて登校するよう、ドレスコードの指定があったりする。
学校では、環境に関する特別授業やプロジェクト活動、ゲームなどのイベントも実施されたりもする。
そんな今日、カトマンズ市内タメル地区のオフィスにいると、外から、甲高く、かわいらしい子供の声のシュプレヒコールが。
通りに出てみると、「街をきれいにしよう!(सफा राखौ वातावरण)」と声を合わせながら、道端に落ちているゴミを拾い、進んでい子たちの姿。近所の学校の子たちが、世界環境デーにちなんで、清掃活動をしているのだった。
でも、暗記したことと、実際の行動が全く伴わない子も多い。
大人も同様で、学校でこの様なことを教えている先生自らが、平気でポイ捨てをしたりもする。
私など、人が見ていないところでも、良心が咎めポイ捨てなどできないが、先日、人里離れた山の中で、ごみをポケットにしまったところ、同行していたネパール人の若い女の子に笑われた。
「あなた一人ゴミをポケットにしまっても、ネパールはきれいになんかないの。みんな捨てるんだから、ここではあなたも堂々とポイ捨てしなさい!」
彼女も、学校で、環境について毎年学んできたクチ。でも、暗記して覚えた知識と実際の行動は全く逆。
悲しいかな、これが実情。
今日、タメルでゴミを拾ってくれていた子供たちは、どういう意識を持った大人になるだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿