2014年2月16日日曜日
焚火で暖を取る
2月14日より天気が崩れ、16日までの3日間、雨が降ったりやんだりの日が続いている。
1枚目の写真は、タメル地区よりやや東方面の建物の屋上から元王宮(現博物館)方面を眺めた時の空模様。
カトマンズ発着マウンテンフライトや、ルクラ路線は3日間全便欠航。
悪天候が影響だったのかは不明だが、本日また、ポカラ発ジュムラ行き、ネパール航空(RA)便墜落事故が起きた。山方面に向かう国内線事故は、多くがこういう天候の日に起きている気がする。
真冬(12月末~1月末頃)までの厳しい冷え込みはないものの、日が差さず肌寒い日々。
それまで日中はだいぶ暖かくなっていたので、片付けてしまっていた防寒着を引っ張り出してはおる。
2枚目の写真は、寒い時に日常的にみられる、焚火で暖を取る光景。
あちこちで見かけるのだが、タメルにある地図やポストカードを売る店の店先で、高い炎を上げる焚火を見た時にはハラハラしてしまった。
パチパチ勢いよく火が燃えると、店先にぶら下がっている、電気のコードまで炎が届きそう。
すぐ後ろの店内には、紙製商品の山。
火元の原因は違うが、昨年起きたブックショップ全焼の火事を連想させ、怖い。
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話の本題からはhずれてしまうが「ブックハウス」の話。
返信削除1985年、日本語のそれもかるーく読める本はどこかにないかとタメルをうろうろ。
しかしネパールには本その物が見あたらない。「ちーくしょう、ねえかなあ」とぶつぶつ言いながら歩くと「あった!本だ」
目の色変えて店に入るととてもきれい。そう、この店だけが正に場違いのようにきれい。思わず「入っただけで金とられないだろうか?」
それくらいきれいに保たれていてしかも明るい。他の店は全て怪しく、何屋に入ってみても暗いし、奥行きのある店なんか引っ張り込まれて何処かに売り飛ばされてしまうんじゃあないだろうかとさえ思った。
大方の店のやつらはみんなインド顔にしか見えず、大体昔は今のようなこぎれいな格好をしているやつなどほとんど居なかった。
それがどうだ、かのお店に行くと全てがきれい。その上店員もインド顔のくせに流ちょうに英語を操るではないか。身なりも小綺麗で、私なんかと比べるとどっちがツーリストか解らない。
おどおどしながら「貸本ねーかなあ」とあちこち見回っていると突然店員が流ちょうな英語で「なんとかかんとか」と言っている。アイラブユーなら解るけどそれ以外はとんと理解しない俺は、適当にお茶を濁してさっさと出てきた。
あー怖かった。
その後タメル広場の角に畳二枚程度の貸本屋があるのを発見。誰が読むんだこんなもの、というようなものすげえ難しそうな日本語の本がある横に俺向きの本もあり、一日一冊のペースで借りては読んでいた。
そのうち借りる金も惜しくなり「そうだ!持ってきた本を売ればいいんだ」と気づき、ある時5冊持って貸本屋に売りに行った。「これは日本のベストセラー」だと言って持ち込んだが店主にはすっかり足下を見られて叩かれてしまった。
もっともそのころには件の難しい本以外は読破してしまったので、その金の大半はビールになってしまった。
遊びに来て稼いだ金だから、文字どうりあぶく銭ということか。