2010年2月27日土曜日
2011年ネパール観光年に向けての広報活動
来年2011年はネパール観光年(Nepal Tourism Year 2011)。
昨日は、各団体・機関あげての公式広報パレードが各地で行われていた。
観光客誘致のため、まずはいろいろなことを改善して行く必要があるネパール。その中の一つ、ネパール名物に「バンダ」(強制ゼネスト)があるが、マオイストも含め多くの政党が、2011年はバンダをしないことで同意したとか。うれしいニュース。
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ところで、昨日、この広報パレードのことをすっかり忘れていて、正午過ぎ、カトマンズ市内北方面にある自宅からタメルへ向かった。
タメルが近くなるにつれ、普段は渋滞することもないような道に車とバイクがあふれだしている光景に遭遇。このパレードが原因だった。
なんとかがんばってタメル近くの大通りまで移動したものの、タメルまで後500mほどの付近で、無秩序な渋滞にはまってしまい、先へ進めず、後戻りもできない状態で、30分ほど経過。
後方のバイクや車がしびれを切らしてUターンし始めたので、私もそれに続き、大きく迂回して、別の道からタメル入りしようと動き始めたのだが、どこもかしこもひどい渋滞で、さらに身動きが取れず30分ほど経過。
広報活動はいいけれど、観光中にこの渋滞に巻き込まれ排ガスの中長時間身動き取れない状態にさせられた旅行者がいたとしたら、何が観光年だ、という気にもなってしまったはず。
旅行中不便を感じることのないネパールになってほしいけれど、そうなると、ネパールがネパールでなくなってしまうかな?
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2年後の2011年は、ネパール政府・民間挙げて、「ネパール観光年 Visit Nepal Year」キャンペーンを行うことになっている。
返信削除同様のキャンペーンは1998年にも実施され、成果を上げた。しかしこの時は、前の年の後半やその年になってはじめてキャンペーンを活性化させたため、外国人ツーリストには周知不足の感があった。また、1年を通じて全国で行われたイベントの多くは、結局、外国人観光客ではなく、地元のネパール人が楽しんで終わり。あとには、ゴミの山が残った.....。
しかし、ネパールも、それなりに進歩している。2011年に向けては、ほぼ2年前の昨日、キャンペーンが発足。一番の目玉は、2011年に複数回ネパールを訪問する観光客は、2回目以降、ビザ代金が無料になる という政府決定だろう。また、いつ飛ぶか神のみぞ知る!ネパール航空に、新規の国際線航空機を1機購入するそうだ。
今回のキャンペーンでは、100万人の外国人誘致が目標である。その実現のためには、安定した国際線運行や、既存のエアラインのシーズン中の増便。新規エアラインの就航が不可欠である。とにかく、国際線が飛ばないことには、お話しにならない。
同時に、政治や治安の安定。観光業界のストライキ自粛。各種道路封鎖の自粛などが行われるべきである。
極論を言えば、政治が落ち着き、移動の安全と確実性が確保されれば、イベントなど何もやらなくたって観光客は増えるだろう。プロモーションは、二次的なものに過ぎないのだから。
これから、2年弱。ネパールの観光プロモーションには、苦言も呈するが、それ以上に、大きく期待してまっせ!
2011年の観光年に向けて日本人の知り合いが3回に分けて30人位連れて行こうと思っていますが、来客に対して何かメリット、アドヴァンテージあればいいんだけどな。
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