世界遺産ボダナート近く、チュチェパティ地区にある地震被災者テント村。
昨年4月25日と5月12日の大地震で家を失って以来、10ヶ月近くここで生活し続けている人たちが、まだたくさんいる。
1月29日付けの当ブログで、偽被災者もいる、というような書き方をしてしまい、気になっていた。訂正の意味もかねて、現在の状況を書いてみたい。
住人によると、一時期よりもテント数は減ったが、それでもまだ500近い数は残っているのでは、と。
このあたりでアパート暮らしをしていた人たちが多いと思う、と住人。全壊は免れても、亀裂が入ったりして住む場所がなくなり、行く当てもなく、仕方なくこの場所で暮らし続けているのだと。
トイレと水については、支援があるとのこと。ユニセフの名入トイレが、何か所かに設置されていて、消毒薬の匂いが漂っている。
しかし、2月末頃までに完全撤去の噂が流れているようで、住人たちは不安を抱えていた。
食糧は、以前は定期的に配給があったが最近は減ってきていると。テント内にLPガスとコンロを置いたり、外にかまどを作ったりして、自炊している。
近く(ほぼ隣)には、高級ホテル・ハイアットや大手スーパーマーケットがある。すぐ横には交通量の多い通りも。周りは住宅地。
食糧は、以前は定期的に配給があったが最近は減ってきていると。テント内にLPガスとコンロを置いたり、外にかまどを作ったりして、自炊している。
居住テントの近くに畑を作り野菜を栽培している人や、次の写真のように鶏を飼っている人もいて、「避難所」ではなくすでに生活の場として定着している光景に、たくましさを感じるとともに、複雑な思いも。
<竹籠の中に鶏がいる>
<写真中央に、放し飼いの鶏>
近く(ほぼ隣)には、高級ホテル・ハイアットや大手スーパーマーケットがある。すぐ横には交通量の多い通りも。周りは住宅地。
このような場所に、これだけの規模のテント村が残っていることが、衝撃的だ。
バクタプールの方にもまだまだテント生活をされている方、簡易の避難所のような場所で夜間だけ眠られる方などおられます。昼間の気温が上がり、少しは過ごし易くなったものの、この冬、よくぞ皆さん、この寒さを乗り切ってこられたことと思います。中には寒さで命を落とされた方々もいたと聞いて居ります。ネパールのような国家では災害で被災すると本当に無残です。言葉もありません。
返信削除いつもありがとうございます。昨日バクタプルにも立ち寄ったのですが、未だ残るテントを見かけました。今ももちろんですが、真冬の寒さを思うと、言葉もありません。他人事のように話だけ伺いその場を去る自分に、罪悪感を感じつつも、記録として発信させていただきました。
返信削除日本の東北でも、なぜこの人が仮設住宅に?という話は聞きました。社会の縮図な気がします。。本当に支えが必要な方々に支援が届けばと願います。こちらのブログ等で発信されて初めて知った現地の状況沢山あります!伝えられてる事に私はリスペクトします。
返信削除fuyukiさんいつもありがとうございます。社会の縮図、本当にそうですね。
返信削除これからもよろしくお願いいたします。