記念すべき5回目となる今年、例年通り1月5日に実施しました。
ガイドやスタッフたちとの結束力を高める貴重な場にもなっています。
オフシーズン中のピクニックに加え、皆が楽しみにしている冬のイベントの一つです。
まだトレッキングから戻っていなかったり、観光へ出ていたりして、参加できない者もいましたが、それでも35名が集まり、楽しい会となりました。
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毎年、食事は賄いスタッフと、コック経験のあるガイド主導で、朝からオフィスの台所で準備します。
今年はメインスタッフが喪中で1年間肉を断っていることもあり、ベジタリアンでも満足できるメニューも何品か考えてくれました。
鶏肉15㎏分のカレー、マショウラのチョエラ、カリフラワー・いんげんのような野菜・青菜を炒めたもの、プラウンチップス、パパド。アルコールとソフトドリンクは飲み放題。
皆が楽しみにしている、お年玉も兼ねたボーナス授与式も欠かせません。
内輪ネタで恐縮ですが、今年も、楽しい会となりました。
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昨年も嬉しかったこと、大変だったこと、いろいろなことがありました。
トレッキング中、娘(20歳)の病死を知るも、そのまま誰にも告げず、下山まで任務をまっとうしたガイド。障害のある娘はずっと寝たきりで、最近は病気がちで体が弱ってきており、自分のガイド中に起こり得る不測の事態については常に覚悟を決めていたのだと、あとから話してくれ、胸が痛む思いでした。
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別の時には、高山病の症状が出てカトマンズに緊急搬送されたお客様に、下山後、カトマンズの病院で検査を進めていくうち、高山病とは直接関係のない重篤な病気が見つかった、ということもありました。カトマンズでしばらく入院されたあと、医師・看護師付エア・アンビュランスでバンコクまで搬送され、その後やっと帰国することができ、日本の空港から病院へ直行されたと聞いています。
トレッキングへ行く際にはかならず海外旅行保険契約していただくようお願いしていますが、それは単に高山病のためだけではありません。骨折やケガ、そして、今回のような特殊なケースが起こりうる可能性もあるわけで、保険加入の重要さを認識した次第です。
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国際線のロストバゲッジはよくありますが、大事な仕事道具が到着せず途方に暮れたこともありました。荷物の到着を待つわけにもいかず、予定通りトレッキング開始。荷物はお客様よりも二日遅れてネパールに到着。この時点で、この大事な荷物を通常の方法でお客様に届けることは難しい状況です。しかし、スタッフ、ガイド、そして普段から交流のある関係者たちの連結力で、不可能を可能にしました。
急きょ近くまで飛ぶヘリを探したころ、知り合いのパイロットが、飛行予定地のシャンボチェまででよければ運んであげるよ、と快諾。荷物を託したあと、着陸場所近くにいるポーターに連絡し、受け取りを指示。その後ポーターが歩いてタンボチェをめざし、無事お客様に渡すことができたのでした。
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毎年多数のトレッキングを手配しており、毎回異なるいろいろなドラマに遭遇します。困難なこと、大変なこと、うれしいことなど、担当ガイドだけではなく、事務スタッフたち、他のガイドたちとも皆で共有しています。
そんなことを振り返りつつ、今年の新年会・慰労会も楽しく過ごしました。
これも、たくさんのご利用者の皆様のおかげです!
遅ればせながら、昨年中は、たくさんの方々にご利用いただき、ありがとうございました。本来、お一人ずつお礼申し上げるべきなのですが、この場を借りて、失礼いたします。
今年も、新しい出会いと、リピーターの方たちとの再会を楽しみにしています!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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