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2011年8月13日土曜日

ジャナイプルニマとゴサイクンダ参拝客



本日ジャナイプルニマと呼ばれる満月。

ヒンドゥ教徒バフン・チェットリカーストの男性は、常に身体に斜めにかけている聖紐・ジャナイを取り替える。また、それ以外の、ジャナイプルニマを祝う人たちは、ラクチャバンダン(ドロ)と呼ばれる聖紐を、司祭師より手首に巻いてもらう。

糸は、ジャナイプルニマの1週間ぐらい前から、市場で売られ始める。見た目、刺繍糸のような感じ。(冒頭写真。数年前のもの)

事前に清めプジャをし、聖糸に仕立て、当日、無病息災や心願成就などを願い、司祭師などに手首に巻いてもらう(ラクチャバンダン)。

この日手首に巻いた糸、約2か月後のティハール祭の牝牛にプジャをする日(今年は10月27日)に、牝牛のしっぽに結び付けると目的が達成すると言われている。

さて、この日に向け、ヒンドゥ教の聖地、標高約4380mのゴサイクンダ湖をめざし、当日は当地で儀式を行う現地人も多い。

昨日、用事でカトマンズ~キャンジンゴンパをヘリコプターで往復したスタッフの話によると、ゴサイクンダまでの道や集落、上空からも、集団で歩く人たちをあちこちで確認できたとか。おそらく、いずれも、現地人参拝客なのだろう。

上空から見たポプラン(標高約3210m):集団で歩いているのは、おそらくゴサイクンダを目指す現地人。


上空から見たチャランパティ(標高約3584m):




おまけ-上空から見たシンゴンパ(3350m):



ちなみに、ゴサイクンダ湖の聖水は、パタンのクンベシュワル寺院に流れ着いていると言われている。

言い伝えによると、ゴサイクンダ湖を訪れた巡礼者が、聖水を入れる容器を湖に落としてしまった。その後、その容器が、パタンのクンベシュワル寺院にある水場で見つかったのだそうだ。

このため、クンベシュワル寺院も、ジャナイプルニマ当日は、参拝客でにぎわうのだ。

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そして、この日は、クワティと呼ばれる、複数の豆が入ったスープを食べる習慣が。

2~3日前より豆を水につけ、発芽させるとおいしい。(発芽写真は去年のもの)



毎年この日は、温かい豆のスープがおいしく感じられるような、気温の低い日であることが多い。

2 件のコメント:

  1.  私も以前キャンジュンゴンパからの帰りをヘリに乗ってお殿様気分を味わったことがあります。
    「ゴザインクンダへの尾根の上を飛んでいるんだろうな」と思ったのを覚えています。

     テジさんの話では、多くの巡礼者が訪れる時はあちこちにブルーシートが張られ、それは賑やかだということでしたが、それはこれからなのでしょうね。

     そう言えばチャランパティ・・ラウレピナヤク間を結ぶポニーに乗ってみたい。
    でもそれよりも豆のスープが実に美味しそうで、いつか食してみたい。
    それにつけても?この暑さ。チキンチリでも喰いながらビールをギュッとやりたい。
    なんだかまとまらない。
    失礼しました。

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  2. ヘリ経験済みなのですね。

    実は今回、このヘリにテジも乗っていたのです。普段歩いて移動する道の上空を一気に通過するのは、不思議な気持ちだったようです。

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