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2015年10月25日日曜日

ダサイン帰省で混雑するバス

 
 
一ヶ月ぶりにポカラへ。今年5回目。
 
ここの所ずっと自分の車で移動していたのだが、前回(9月21日)、ポカラからの帰り道の途中にあったガソリンスタンドで給油したきり、その後の燃料危機でどこのスタンドまともに開いておらず給油できていないこともあり、今回はツーリストバスを利用。
 
10月半ばに新規参入したツーリストバスで、普通の大型車なのだが(下の写真の後ろ姿のオレンジのバス)、全席21席というゆとりのある配置になっている。女性客室乗務員も同乗。「飛行機より快適()」がうたい文句で、試しに乗ってみなければ、と思っていたところだった。試乗体験については、また別の機会に書きたいと思う。
 
 
 
 
現在、ダサイン期間も終わりに近づき、Uターンラッシュで混雑する時期。さらに、燃料不足中でバス走行数が減っていることもあり、すれ違うローカルバスはどれも定員オーバー。
 
窓越しに見える車内はどれもすし詰め状態で、屋根にもたくさんの人と荷物。 
 
・・・
 
私も以前、ダサイン中のこういう状態のバスの屋根に乗って知人の村を訪れた事がある。カブレの山奥にあり、カトマンズから2度バスを乗り換え、最後のバスで屋根に乗った。(村までは車道ができていなくて、最寄りの村で1泊し、翌日1日歩いてやっと到着した)
 
未舗装でカーブの激しい崖道を、曲がり角に差し掛かるたび斜めに傾きながら走る。そのたびに、屋根に乗っている人はずるずる横に滑りながら、悲鳴と歓声をあげ、盛り上がる。
 
その盛り上がりが楽しかったのだけれど、今思うと、怖いもの知らずだったと思う。よく、そういう状態のバスがカーブを曲がり切れずに崖下転落する事故があるのだが、私も恐ろしく死に近い状態でバスに乗っていたことに、当時は気づいていなかった。
 
・・・
 
ところで、ダサイン始めの帰省ラッシュの頃の混雑したバスは、若い男女の出会いの場にもなるみたいだ。
 
ダサイン&1年に一度の帰省の機会で興奮している上、バスが傾くたび近くの人たちに容赦なくぶつかり密着するため、高揚感が増す。
 
村へ連れて行ってくれた当時19歳の女友達は、近くにいる同じぐらいの年頃の男の子にぶつかるのを、恥じらいつつも楽しんでいた様子だった。
 
世間話をしながら相手の情報を聞き出して、その男の子が近くの村の同じ民族だと知り、結婚もできる相手だわ、と妄想を膨らませ、ときめいていた。
 
今みたいに、誰もが携帯を持つ時代ではなかったから、バスを降りればそれまでの縁だったけれど、誰の手にも携帯がある今なら、携帯番号を聞き出したり、facebookで友達になったりして、この先もつながることになるんだろうなあ。

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