11月14日付、在ネパール日本大使館からのお知らせを一部転載します。
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制憲議会選挙に係わる事件発生について
11月11日から始まりましたバンダ(ゼネラルストライキ)は、12日から交通ストライキにかわりましたが、カトマンズ市内、地方都市及び幹線道路で以下の事件が散発しています。
幸い大きな被害は出ていませんが、選挙事務所、投票場所付近では各政党支持者による争い等が起きる可能性がありますので、なるべく避けて下さい。また、不審物を発見した際は、決して触れたりせず最寄りの警察へ通報をお願い致します。
なお、選挙当日(19日)は、一般車両の通行が禁止されています。公共のタクシー・バスも通行が禁止されていますのでご注意下さい。
<11日>
●爆発物:
カトマンズ市内6カ所(ニューバネソール、ラトナパーク、バスンダラ、ナイカプ、グルジュダラ、カランキ)、ラリトプール郡チャクパチの投票予定場所付近2カ所、バクタプールで偽装爆弾・不審物が発見されています。
また、カトマンズ郊外のバネパ、ドゥリケルにおいてはホテル周辺2カ所でシリンダー爆弾(ガス・シリンダーを使用した手製爆弾)が発見されたほか(負傷者なし)、7カ所で爆弾様の不審物が発見されています。
●放火:
カトマンズ市内コテスオール及びバクタプール(ティミ)において駐車中の車両が放火されています(負傷者なし)。
●ラリトプール郡イマドルで走行中の報道車両に対し投石がありました。
●チトワンでインドの観光バスが放火されました。
<12日>
●爆発物:
ドゥリケル(カトマンズ大学に至る路上)で爆弾が発見されています。また、ポカラ郊外で爆発物が発見・処理されています。
●放火:
ラリトプール郡クマルパチ、カトマンズ市内2カ所(チャビル、ゴンカブ)で走行中のバス、バイクに火炎瓶(ガソリンを入れたペットボトル)が投げられ、負傷者も出ています。また、カトマンズ盆地に入る走行中の夜行バスへの火炎瓶が投げられましたが負傷者はいませんでした。
<13日>
●爆発物:
カトマンズ市内ラトナパークで不審物が発見され、撤去中に爆発しました(負傷者なし)。また、ラジンパットで偽装爆弾が発見されました。
●放火:
カトマンズ市内ラトプルで走行中のタクシーが放火の被害(乗員は無事)を受けています。
●ポカラで路線バスがガラスを割られました。
<14日>
●爆発物:
カトマンズ市内コテスォールのショッピング・モール付近で爆弾用の不審物が発見されました。
===転載ここまで===
ポカラ方面での仕事を終えたガイドの1名、交通ストが実施されているさなかの昨日、カトマンズ行の乗合マイクロバスをやっと見つけ、カトマンズに戻ってきた。
ガイドが乗ったマイクロの後ろに2台、計3台がカトマンズを目指していたそうなのだが、すんでのところで後続の2台が放火にあっていて、危く難を逃れたとのこと。
この事例は、上記13日の報告には入っていない様子。
ところで、制憲議会選挙当日の19日には、上記お知らせにもある通り、一般車両の走行は禁止されている。
事前登録していない車両が当日走行していると、拘束される恐れもある。
このため、当日は、観光等の手配は控えているのだが、空港送迎手配があり、送迎用の車両を登録し許可証発行してもらう予定で動いている。
車両番号や運転手名のみならず、乗車予定者のリスト他、細かい情報が必要で、いろいろと面倒。
登録完了しない場合は、非常時のみ運行される、カトマンズ空港~市内各地を結ぶ護衛付シャトルバスサービスを利用する予定。
事前に送迎を依頼していない旅行者の方も、この日の空港から/への移動はシャトルバスの利用が適当。
護衛付シャトルバスサービスの運行情報は、以前の記事をご参照ください。
カトマンズ空港送迎シャトルバスの臨時運行について
選挙まであと5日。緊張感を肌で感じるようになってきています。