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2015年11月21日土曜日

公共車両いろいろ(バス、マイクロ、テンプー)


9月末から燃料危機に陥り、そろそろ2か月。しばらくは、交通量が激減したことを実感し、この先どうなるのだろう、と不安を感じていたが、その後も交通量が減り続けたかというと全然そんなことはなく、今でも一定量の車が走り続けることができていることに驚く。最近など、闇で燃料入手する人が増え、徐々に交通量回復しているような感じも。

正常時の交通量と比べれば少ないが、もとを知らない旅行者の方などから見れば、「これだけ車走ってて、どこが燃料危機?」的な感想を持つ方がほとんどではないだろうか。

(4月の地震後、悲惨な状況を覚悟してカトマンズ入りして、市内移動中、意識して探さないとほとんど被害を見つけられず、正直拍子抜けした、という感想を持った人が多いのと同じように)

闇での燃料入手が一般化し、これだけ車を走らせることができるのだから、もう正規料金のガソリンスタンドなんていらないのでは?と揶揄されているほど。

※写真1枚目:今週初めの市内の様子。バスの列は、この先にあるガソリンスタンドから続く列。この日は軽油のみ制限付きで供給されていた。




市内を走るバスやテンプー、マイクロなどの公共車両も、そこそこ走っている。

最近私も、ガソリン節約のため、時間と気持ちに余裕があるときは公共車両を利用し始めた。数年前に一度利用したのを除くと、最後に利用したのは12年以上前。当時運賃は5ルピーだったが、今は15ルピーになっている。

久々の利用再開に初心者並に緊張したが、コツを思い出したらけっこう便利。

先日は、タクシーで700ルピーと言われた区間を、マイクロ15ルピー(+徒歩5分ほど)で移動。安いのも魅力。

とはいえ時間帯や行先によっては激混みする公共車両。目的地行きのマイクロやバス、どれもとても乗れる状態ではなく、20台以上を見送ったことも。毎日こうやって混む時間帯に利用せざるを得ない人たちは大変だ。




※写真2枚目・3枚目:市内を走るマイクロ。通常13~14席あるところ、改造して15~16人ぐらい座れるようになっている。が、実際には、二席に3人は座り、身をかがめて立って乗ったり、全開のドアにぶら下がり状態で乗ったりもするので、激混み時は30人ほどは車内に乗り込むことになる。




※写真4枚目:テンプーの座席から見える景色。

助手席を除くと定員10人乗りのテンプーに、先日の利用時、1人、かなり太めの男性が乗ってきた。運転手がむっとした顔で「どこまで?」と。男性が「○○まで」と、ほぼ終点近い場所を告げると、運転手「ちっ」と舌打ち。小声で「二人分払ってよね」と。

1人で2席分使いそうなほどの太めの人にずっと乗っていられると、商売あがったり、というわけだ。




※写真5枚目:ちなみにこの運転手、女性だった。テンプーの運転手は、女性もけっこういるのだ。




※写真6枚目:燃料危機により足がなくなっている市民向けに、政府がカトマンズ市内無料循環バスを運行し始めた、というニュースを見かけたのは10月半ば頃。先週初めて一度だけ本当に走っているのを目撃。本数は少なく、乗車できる確率はかなり低そう。




※写真7枚目:夕方帰宅ラッシュ近くなった頃のバス。反対車線を走る4台のバスすべての屋根に、乗客が。本来交通規則では禁止されているが、今は状況が状況だけに、交通警察も目をつぶっている。

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