2019年1月28日月曜日
タルー族、土との暮らし
ネパール西部、カイラリ郡のタルー族家庭にて。
タルー族の家には、土や藁を固め乾燥させた手作りの固定式の壺が必ず置かれている。大きいのをデハリ(देहरी)、小さいのをクトリ( कुठ्ली)というそうだ。
この中に収穫した穀物を保存する。上から入れた穀物は底の穴から取り出せるようになっている。
ネパールの村の暮らしはどこも、土と密接に結びついている。土壁の家に土間、土を固めて作ったかまど、など、多くの村で見られる光景。
その中でも特に、タルー族の人々の暮らしは、土に近いような気がする。
土で作った日用品には、持ち運び自由な「かまど」も。
タルー族の新年「マギ」の夜、庭先でたき火にあたっていたら、片手でひょいっと何かを持ってきて、たき火の近くに置いた。手作りの即席かまどだった。
かまどといっても、スナック菓子カールの様な形状の、ごく単純な形。この上にフライパンをのせ、ポップコーンを炒ってくれた。
たき火のあとには、これまた土を固めて作った火消カバーをかぶせ火の始末を。持ち手もついてかわいい形。
他の地域や、他の民族が住む村では、見たことないような気がするなあ。
編み込みの箒にしても、マクラメ編みの様なロープチェア・カティヤにしても、自然と一体になり、丁寧に暮らしているんだなあ。
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ネパール各地を訪ねる旅、友人と「いきたいねー」としょっちゅう話しています。ガイドをお願いして車に乗って気ままに歩く。これなら一週間の休みでもかなり濃い旅になりそうな気がしています。
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