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2006年4月17日月曜日

こんな情勢でも

いよいよ、今週あたり大きな動きがあるのか?という状態になってきているようだ。

デモなどに参加しない限り、一般市民や外国人が危険な目に遭うことはまずないのだが、生活者の立場から言うと、野菜の価格が急騰し、ガソリンは売ってくれなくなり(つまりそれは、カトマンズと地方を結ぶ陸路が稼動していないから物流が止まっているわけで、どう考えても正常ではないことが分かる)、銀行は(一時的に)封鎖され、なんとなくイヤな雰囲気になってきたなあ、という感は、とてもする。

こういう状態(4月6日からの連続スト状態)のとき、車両を走らせるのは好ましくないのだが、私はガイジンだし、バイクなら問題ないでしょ、と思っていた。でも、昨日ぐらいから、街を走る車両の数も減った気がして、バイクでの移動もそろそろ自粛したほうがよいかな、という気にもなってきた。その前に、ガソリンが入手できないので、この状態が続くと必然的にバイク移動はできなくなりそうだが。

今日明日でこの状況が解決しない場合、今週20日には、7政党が呼びかける大規模な抗議行動 (今の状態よりも『大規模な』というぐらいだから、かなり大掛かりな抗議行動になることが安易に予想される) が、カトマンズ周囲でも行われる予定とのことで、情勢的にはいよいよ切羽詰ってきている感じがする。

でも、そんな中でも、幸せいっぱい結婚式をあげ、派手にパーティーをする人たちがいるから、ネパールジンの感覚は、やっぱり私には一生理解できないのかも、と思ってしまう。

4月14日から始まったビクラム暦の1月に当たるバイサク月は、結婚の儀式をあげるのに適した月といわれている。中でも、特に適した日がありカレンダーにも記載されている。今月(4月半ば~5月半ばのバイサク月中)は、そういう日が11日ある。

今日もそう。知人が結婚式をあげるらしい。日取りが決まったのは2週間ほど前。儀式のあとは、盛大なパーティーをするらしい。

うちの近所でも、今日結婚式の家があるようで、ヘタクソな音楽隊の演奏が、ドンチャカ聞こえていた。

街にはあまり車両も走っていない状態で、音楽隊も然り、遠くからの招待客も然り、どうやって移動してくるのか?と他人事ながら心配してしまうのだが、それでも通常、律儀に招待客は集まってくる。

どんなに情勢が不安定になっても、祭りや儀式のときには、(すべてを忘れて?)そちらに専念できるこちらの人たち。ある意味、感心してしまう。

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