早寝早起きの人が多いネパールの人たちは、たぶんほとんどが眠りについている、深夜0時頃。
遠くから聞こえてくる怪しい笛の音。
犬が吠えたて、漂う不気味さ。
これ、年に1~2回やってくる、ヒンドゥ教のお坊さんによる、悪霊払いの骨笛吹きだそうだ。
風習的には人の大腿骨で作った笛を使う、と聞いているが、現代では都市伝説化しており、時々自宅近所に現れるお坊さんは、鹿の骨を使った笛を吹いているそう。
・・・
過去、通りに面した家に住んでいた時は、深夜この音が聞こえると、あわてて電気を消して身を潜めたものだ。まだ起きていることを知られるのがなんとなく怖くて。
今も、遠ざかるまではなんとなく身を潜めてしまう。
ネパール語で「フィリラウネ」फिरी लाउने といい、言うことを聞かない子供たちに、「そんなことをしているとフィリラウネに連れ去られるぞ」と脅かしたりするときに使われたりもする。
ちょうど一年前にも来ていました。
昨晩のカトマンズ。犬たちがうるさく吠えたてるなあと思ったら、通りからほら貝のような音が近づき、ゆっくり遠ざかっていった。年に1〜2回真夜中に聞こえるこれ、ヒトの大腿骨で作った骨笛を鳴らし家々を周り、悪霊を遠ざけてくれる行為なのだそう。不気味だけれど、ありがたいことなのだ。 pic.twitter.com/MoprcK1UKR
— 日々のネパール情報🇳🇵 (@infonepal) August 13, 2020
冒頭の動画で、笛の音と、吠えたてる犬の様子で、不気味な雰囲気感じていただければ幸いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿