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2011年6月13日月曜日

皮肉いっぱい、素晴らしい標語



カトマンズ郊外に住む知人に、かなり前からゴハン(ダルバート)食べに来いと誘われていて、本日行ってきた。

足はスクーター。行きと帰りで道を変えたのだが、行きは、郊外の田畑が広がるのどかな道路を。そろそろ田植えの時期。緑の田畑や山がきれいで、気持ちの良いドライブに。(この話題は、次回)

帰りは、何年も前から日本の援助で整備がすすめられていて、今年に入って完成した、カトマンズ~バクタプルを結ぶ道路の一部を走る。



素晴らしく立派になっていることに驚いた。日本の、2~3車線の国道なみ、といったところ。

しかし、どんなに立派な道ができても、利用者のマナーが悪いのが玉にきず。

意味もなく後ろからクラクションを鳴らしてせかしてくるバスとか、少しでも先に進もうと、車線変更・前方車追い抜きをしまくっているせっかちなバイク(でも結局全然先に早く進めていない)とか、そんなのばっかりで、素晴らしい道も宝の持ち腐れ、、、なんて思っていた。

そしたら、コテシュワール付近に、2つの大きな看板を発見。





Kathmandu Bhaktapur Road is International Standard, But Our Manner is ? ? ?

(カトマンズ―バクタプル道路は国際基準、だけど、私たちのマナーは???)

皮肉いっぱいの素晴らしい標語に、思わず拍手を送りたくなってしまう。

そして、その隣のも素晴らしい。



Keep Lane!(車線を守ろう!) の向かって左には、Goldfish(マナーのよい金魚)がニコニコ笑顔で整列して泳いでいる様子が。で、これは ठीक(良い)。

向かって右には、Selfish(自分勝手さん)が、眼をぎらぎらさせ鼻歌なんか歌いながら、周りを蹴散らかして泳いでいる。ああ、まさにネパールでの多くのドライバーの振る舞いそのもの。周りの金魚は被害を受けて困り顔。これはもちろん बेठीक(良くない)。

Selfishなどという魚はいないが、いわずもがな、GoldfishのフィッシュとSelfishのフィッシュをかけている。

これ、日本人のデザインなのだろうか。素晴らしくて感動した。

でも、この標語にわが身を恥じ、マナーある運転を心がけるドライバーが、このカトマンズに果たしてどのぐらい出てくるのか、と考えると、先は暗い。

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