
昨日18日より、ネパールのタクシー運賃が値上げとなった。
ネパール・メーター・タクシー・アソシエーションに確認したところ、値上げ後の料金は次の通りとのこと。
◇日中運賃◇
初乗り 10ルピー(変化なし)
200mごと 5.40ルピーずつ加算
◇夜間(21時~6時)運賃◇
初乗り 15ルピー(変化なし)
200mごと 8.10ルピーずつ加算
1kmあたり23ルピー→27ルピーへの値上げ(日中料金の場合)となっているそうだ。
ところで、ガソリンがまともに入手できずに1ヶ月ほど経っただろうか。こういうときは、タクシーは、メーターをなかなか使ってくれない。ガソリンを入手するのに数時間待ち、ということもあり、日中ガソリンスタンドに並ぶと稼ぎにならないし、深夜並ばなくてはいけないと大変だし、ということで、手間賃を運賃に上乗せし、乗客からとるのだ。
メーターに上乗せした分を払うか、あらかじめ交渉でやや高めの運賃を決めて行ってもらうか、という方法をとることが多い。
タクシーを利用して不快な気分になることも多い中で、先日、とても誠実なドライバーにあたって、感動したことが。
タメルから自宅まで移動したときのこと。メーターで150ルピー程かかるのだが、ガソリン不足の昨今、事前交渉で200ルピーまではよしとしている。
が、先日は180ルピーでOK、というドライバーにあたった。下車時に200ルピー要求するんだろうなあ、と思い、あらかじめ200を用意し、おつりは受け取らないつもりで渡したところ、20ルピーを探し、律義に返してくれようとする。おつりいらないからね、というと、嬉しそうに財布にしまっていた。
その誠実さに感動したのだが、その後もっと感激の出来事が。
帰宅して10分程したころ、門をたたく音が。開けてみると、先ほどのドライバーが立っていた。
タクシー内に、ジャケットやサングラス、タオルを入れた小さな手提げカバンを置き忘れていたらしく、それをわざわざ届けに戻ってきてくれたのだ。
ドライバーがくすねて得をするような金目のものではないが、返すほど大したものではなく、処分されてもおかしくなかった忘れ物。
それをわざわざ届けてくれるなんて。
こんな素晴らしいドライバーさんもいるのかと感激。その後はなんだかとても気分よく過ごすことができた。
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冒頭の写真は、3年前に撮影した、バナナの乗客で埋め尽くされたタクシーの様子。
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