ブログ移転のお知らせ

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2013年9月25日水曜日

グァバと柿


グァバのおいしい季節。グァバの木が庭にある家も多くて、この時期、熟れると食べ放題。

今日は、ボダナートの先に住むスタッフの一人が、庭で採れた物を持ってきてくれた。

(私がかかわる)ネパールの人たち、まだ皮が青くて、見るからにかたそうな実をもいでは、皮ごとおいしそうに食べる人も多い。

そんな中で、今日差し入れてくれたグァバは、見るからにおいしそうに、ほどよく熟れていて食べごろ。種は固いが実はとろりとしていて、食べる手が止まらなかった。

ところで、今は柿も食べごろ。ネパールの柿は渋柿で、熟すまで待ってから食べないと、とても食べられたものではないが、日本の技術支援でできた日本の柿も出回っていて、先日来何度か買っている。5~6個で120ルピー(約120円)。

グァバは熟れる前のものが好きな(私のまわりの)ネパールの人たちだが、日本の柿を見ると驚く。「これ、熟れてないんじゃない?」

かたくても甘くておいしい柿を味見してもらっても、いまいち納得のいかない顔をする者多し。

柿は、とろりと熟れている物が好みらしい。

・・・と、以前も同じネタを書いたなあと思って、過去の記事をたどったら、ありました。重複記事、失礼しました。

以前の記事:好みの食感
http://dailynepal.blogspot.com/2006/09/blog-post_17.html

2013年9月20日金曜日

ブッダはネパールで生まれた

 
本日ハイアットホテルにて、TAAN(ネパールトレッキング協会:Trekking Agencies and Association of Nepal)の幹部を決める2年に一度の選挙が行われていた。
 
会場で配布されていた、資料が入った袋。今回の選挙ともTAANの活動とも直接関係はないが、ブッダの絵とともに、「ブッダの生誕地はネパール」と書かれていたそうだ。
 
多分この背景には、先日のとある出来事が関係していると思われる。
 
インドの有名な女優が、「ブッダの生まれはインド」というような発言をし、ネパール人の反感を買った事件。
 
直後、ネパール各地で「ブッダはネパールで生まれた!」ことを強調する、くだんの発言に対する抗議行動が行われていた。
 
仏教徒もヒンドゥ教徒も、ネパール人たちは皆、ブッダがネパール国内のルンビニ生まれであることに誇りを持っているのだ。

2013年9月15日日曜日

ドティチョロとダウラスルワル


ポカラのホテルで見かけた、トイレの入り口にある性別表示サイン。

素焼きの土製で、民族衣装を着ているのが、ネパールらしくて目を引いた。

女性(上)は、ドティチョロを着て、水瓶を腰に抱えて。

男性(下)は、ダウラスルワルにトピー着用、脇に田畑を耕すための鍬(コダリ)も。


ネパールの衣装を知らないと、男性の服も一見スカートに見えるから、どちらに入るか迷ってしまいそう、かな。

2013年9月14日土曜日

ネパール国内線値上げ:2013年9月15日搭乗分より

ネパール国内線、燃油料値上げに伴い、先月8月15日搭乗分より値上げとなったばかりでしたが、9月15日搭乗分よりまた値上げとなります。

旅行者の利用の多い主な路線の代金は、以下の通りです。

≪片道国内線料金(燃油料込)≫
 カトマンズ~ポカラ間 104USドル → 106USドル
 カトマンズ~ルクラ間 161USドル → 162USドル
 カトマンズ~バラトプル(チトワン)間 94USドル → 95USドル
 カトマンズ~バイラワ(ルンビニ)間 124USドル → 126USドル
 カトマンズ発マウンテンフライト 187USドル → 191USドル
 ポカラ~ジョムソン 109USドル → 110USドル 

※ 去る7月16日出発便より、カトマンズ空港国内線利用料の事前支払いが義務付けられた関係上、カトマンズ発便については、上記代金に加え空港利用料2USドルが別途追加となります。

参考ページ:7月16日付
「カトマンズ空港国内線利用料について」

私の経営する旅行会社・ヒマラヤンアクティビティーズの国内線運賃のページに、主要ルートの新料金を掲載していますのでご参照ください。
http://www.himalayanactivities.com/domesticflight.htm

2013年9月7日土曜日

ティージ前夜のダルカネ行事


 
 明日は女性の祭りティージ祭。

当日は断食をして祈り、踊り、過ごす女性は多い。その前夜、つまり今夜は、女性たちが集まり、断食に向けてご馳走をたらふく食べる習慣(ダル・カネ)がある。そして踊る。

用事でポカラに来ているのだが、夜9時頃ホテルに戻る途中、あちこちで、赤いサリーを着て踊る女性たちの姿を見かけた。

毎年、オフィスでも この日の昼間のカジャは、いつもよりもご馳走を作ってもらっているのだが、今年は土曜日、休日にあたっているので、1日早いが昨日に実施。

出勤すると、女性スタッフ4人が華やかなサリーで迎えてくれて、私も女性ながらも圧倒される。昨年は私もサリーを着て出勤したのだが、今年は1日早い実施だったため、すっかり忘れていた。

カジャ(昼食)の時間を利用した、1日早いダルカネ行事に向けて、台所スタッフと手の空いているスタッフが、オフィスの台所でご馳走づくり。


コンロに向かうスタッフや、シラウトと呼ばれる石臼でスパイスをすりつぶすスタッフ。トレッキング会社ではあるが、台所には一般家庭なみの調理器具とマサラ類が一通りそろっているのだ。



今年のメニューは、揚げパンのようなプリ、魚のフライ、牛乳粥のようなセワイ、トマトと麻の実(種)のアチャール。これらはすべて手作り。



そのほか、甘いネパール菓子のミタイ2種を、外の店から購入。

===

最近、カジャ後は、口直し兼デザート代わりに、近くにあるインド人のパーン屋からパーンを買ってきて、皆でもぐもぐ。

 
葉でつつまれた、長辺4cmほどあるこの塊のまま、口の中に入れる。中には、スパイス各種や、甘いチェリーの様なものなどいろいろ入っていて、パーン職人に希望を伝えれば、自分好みの味で調合してくれる。



私はというと、以前挑戦して苦手だったたのでそれ以来口にしたことはなかったのだが、女性スタッフも皆おいしそうに食べるので、最近心を動かされていた。

苦手だったのは私がネパールの味に未熟だったからなのかも、今ならおいしく感じるのかも、などと思い、ダルカネ行事のこの機会に久々に挑戦、、、したのだが、悔しいながらもやはりダメ。完食できずにベッと吐き出してしまった。(注:上の写真は吐き出す前のものです!)

2013年9月5日木曜日

ダルバートの値段

相変わらず食べ散らかし画像ですみません。

先日のこと。以前時々食べたことのある、ダルバート屋で昼食。

地元民を対象にしたダルバート屋は、基本的に昼間はダルバートしか出さない。座れば、オーダーしなくても必然的にダルバートが出てくる。オーダーするのは、肉をつけるかつけないか、のみ。つけるなら、カシ(山羊)、ククラ(鶏)のどれにするか。時々、マッチャ(魚)を置いてある店もある。

この日はマッチャを追加。揚げただけのものがいいか、汁ものがいいか、と聞かれ、汁をオーダー。運ばれてきたのが左半分写っている赤茶のスープに魚のフライが入ったもの。肉・魚以外はおかわり自由。

ところで、この、肉または魚1品付ダルバート、この店で初めて食べた時は確か60ルピーほどしかしなかった。最後に訪れた数年前でも、150ルピーもしなかったと思う。しかし今は220ルピーになっていて驚く。

もう一か所、最近でも時々行く、まさに家庭の味そのもののローカルダルバート屋があって、こちらは肉1品付160ルピー。肉をつけないと90ルピー。ここは安い方で、数年前初めて訪れた時は、肉付100ルピーしなかった。が、どんどん値は上がり、今では160ルピー。

今やカトマンズでたべる肉付ダルバートは、ローカルな店でも、150ルピ―は下らなくなってしまった。

・・・

今日のレート:1円≒1.06ルピー

2013年9月2日月曜日

カトマンズ路上歩き -2- マイクロバスでの出来事

 
つづき。
 
久々に乗ったマイクロバス車内は、相変わらず混雑。13席しかないが、20人ぐらいは詰め込む。
 
出入り口近くの3人掛け席の端に、すでに3人座っているのだが、小さな女の子が母親と離れて、4人目として座らされる。
 
道路工事中で凸凹道が多く、車は時々激しく揺れる。すると、女の子、椅子からずり落ちそうになる。
 
すかさず見知らぬ隣の女性が女の子の後ろから腕を伸ばし、無言で自分の方にぐっと引き寄せる。女の子も、知らないおばさんに身を任せる。
 
最近ずっと見ていなかったこんな出来事をしぶりに垣間見て、ああそうだった、こういう何気ない日常があちこちにあるんだったと、あらためて実感する。
 
自宅近くに着いたのでマイクロを下車。
 
家まで歩いて帰る途中の空き地では、牝牛がのどかに草を食んでいた。
 

2013年9月1日日曜日

カトマンズ路上歩き ‐1‐ 体重量り屋

昨日のことだが、出先に車の迎えが来られなくなってしまい、公共交通機関を使って家まで帰ることになった。

交通量の多い道で、マイクロバス(ワゴン車のバス)も絶え間なく走っている区間。久々に乗ってみるかと、10年ぶりぐらいに乗車。

当時運賃7ルピーだった区間が、今は15ルピーになっていて驚く。でもタクシーの15分の一ぐらいの値段。

乗り換えが1回あるのだが、適当なところで降りそびれ、下車できたのが一方通行の大通り。仕方なく、乗り換え便が停車している場所まで、一方通行の道を逆に、歩いて引き返す。

いつもたくさんの人であふれ、それを目当てに物売りや物乞いが集まる、混沌とした通り。

ひとり、目の見えない男性が、自分の前に体重計(目盛り式))と空き缶を置き、白い杖を持ってじっと立っている。

カトマンズの路上には、地面に体重計一つ置いて、通行人の体重を測り、目盛を読んであげることを商売にしている体重量り屋がいる。しかし、目の見えないこの男性は、自分で目盛を見ることはできないだろうから、通行人にセルフサービスで体重を計らせ、空き缶にそれに見合った額を入れてもらっているのだろうか、などと思いながら通り過ぎる。

そして13年前、同じ場所にやはり目の見えない男性がいつも座っていて、サーランギをひきながら歌を歌い、通行人からお金を投げてもらっていたことを思い出す。

つづく。