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2010年9月11日土曜日

TG319便が危うく事故に遭うところだった

ツイッターにも書いたのだが、今朝のニュースで、

『9日(木)12:45頃、バンコク発TG319便(タイ国際航空便)が管制塔からの指示を受けカトマンズ空港に着陸体勢に入ったところ、同じ滑走路に離陸しようとしているネパール国内線イエティエアが見え、TGのパイロットがあわてて高度を上げ、衝突を免れた』

という、恐ろしい出来事があったことを知る。

しかし、9日のTG319便は12:10頃にはすでにカトマンズ空港に着陸しており、事故があったとされる12:45にはほとんどの乗客が空港内に移動していた時間帯。同便を利用した私の会社のお客さんも、(ガイドを通して確認したところ)このような事故には気付かなかった、とのこと。

ニュース記事の日付または時間の間違いでは?、と、イエティエアに確認したところ、10日(金)の事件だったことが分かる。

いずれにしても、管制塔の指令ミスで、一歩間違えれば、滑走路上もしくは空港上空で飛行機同士の衝突事故が起きていたかもしれないことを考えると、とても恐ろしい。

しかも、ニュースによると、TG便機内スクリーンで、滑走路の様子が映し出されていたとか。

TG319便は私もいつも利用するフライト。日本人旅行者の利用も多い。

最近、飛行機がらみの事故ニュースをよく目にするネパール。1ヶ月後に一時帰国の予定なのだが、なんだか怖い。

8 件のコメント:

  1. 再来週カトマンズ行く予定です。『地球の歩き方』からブログの読者になりました。日々ネパール情報毎日チェック中〜〜ネパール旅初心者にとして少しでも情報があると心が安心です。本当にありがたいです。このびっくりニュースを読んだらめちゃくちゃ怖くなりました。恐ろしいことですね〜〜無事でよかったです。これからしっかりしてもらいたいですね!本当に!

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  2. コメントありがとうございます。

    楽しいネパール旅行になるとよいですね!

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  3. 以前、イエティでポカラからカトマンズに戻ると時のことですが、着陸直前に別方向から滑走路に進入するインディアンエアの先行機が見えていました。「ちょっとこれは」と思ったら、案の定、ゴーアラウンド。カトマンズ上空をリングロードに沿って一周して着陸をやり直しました。
    セパレーションや速度の指示など、トリブバン空港のローカルコントロールは、ちゃんとやっているのでしょうか。
    最近のTGは、時々前方スクリーンで日本の国内線のように離着陸の様子を映し出します。乗客のみなさんは、気づいたのでしょうか。気づいていたら....。

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  4. コメントありがとうございます。

    体験談の状況が目に浮かび、怖くなりました。

    ニュースにならないだけで、空港内ニアミスはよくあることだとしたら、ぞっとします。

    再発防止に真剣に取り組んでもらいたいものです、、、。

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  5. ナマステ、ご無沙汰しています。
    エアラインに働く者の一人として・・
    経験上、頻繁ではないですが、Go around は色々な理由ではあります。(急に突風が吹いたとか・・。)
    ネパールで事故が起こって怖いのは、のり子さんもおっしゃっているように、唯一の国際空港が閉鎖されてしまうであろうし、そもそも、ちゃんとした事故解明がなされるであろうか~?というとこです。
    アグニの件も何も聞かないですね。

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  6. コメントありがとうございます。

    匿名さん、ご無沙汰しています、ということは私の知っている方なのですね。誰だかさっぱりわかりませんが、、、。すみません。

    本当に、きちんとした事故解明がなされることを切望します。

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  7. ネパールの国内線は、基本的にはVFR(有視界飛行)で飛んでいますね。早朝のルクラ便など、各社一斉に飛び立ち、抜きつ抜かれつしながら、狭いルクラのエプロンになだれ込むイメージがあります。機窓から、他社の機体を視認できることも多いですね。ルクラは、よく4面しかない狭いスペースを上手にやりくりしていると感心する運用もありました。

    ゴーアラウンド自体は事故でもなんでもなく、よくあることですが、自分で操縦桿をにきることもある者としてゴーアラウンドを体験したときの状況は、パッセンジャーとして観察していてもトリブバン空港の管制は、大丈夫かな?という印象でした。IFR(計器飛行)の国際線旅客機の進路にVFRの国内線が勝手に突っ込んでいった感じです。ローカルコントロールやアプローチの管制官がレーダーみて、速度や高度を指示し、先行機との間隔をちゃんと取っていれば安全に着陸できるのですが。

    アグニもルクラ、カトマンズとも着陸不能の状況で南部の空港にダイバート中に山に激突したようですね。ネパールの国内線やヘリのパイロットは地形に精通していて、悪天候時も地形を見て位置を判断しながら飛ぶと聞いています。ルクラ便が軒並み欠航していても、ヘリだけは飛んでいることがあるのは、地形を判断しなから谷間をぬって飛んでいるからだそうです。ちゃんとしたレーダー管制で航空路が管理できていれば、アグニの事故は防止できたように個人的には感じています。
    ただ、国際的な安全基準を持ち出したら、ネパール国内線の欠航は、もっと増えるでしょうね。ルクラ空港もヘリぐらいしか運用できないでしょう。神業的運用で離発着しているのがネパールです。個人的には、そのリスクを理解した上で、利用していますが。

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  8. ご自分で操縦桿をにぎられることもあるのですね。

    専門的な見解からのコメント、とても勉強になります。ありがとうございます。

    それにしても、知れば知るほど、怖くなりますね。パイロットの腕を信じて、身を任せるしかないのでしょうか、、、。

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