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2010年5月10日月曜日

先日の6日連続バンダ中のトレッキングのことなど


バンダ中、ジョムソン方面を歩いていたゲストが2組あった。

現在、ポカラ~ジョムソン~ムクティナート間は車道が出来ており、通常であれば乗合ジープやバスを利用して移動できる。(※ただし、現在タトパニ~ガーサ間は補修工事中で車両走行不可とのこと)

このため、車が捕まる場所では車を利用し、短期間でジョムソン~ムクティナート~タトパニ~ゴレパニ~プーンヒル~ナヤプルをまわる計画を立てていた。

しかし今回のバンダのため、ジョムソン方面でも車両走行を妨害され、徒歩移動を余儀なくされることに。かなり大変なトレッキングだったようだ。

上の写真は、ネパールバンダ初日の5月2日、ジョムソンの乗合ジープ乗り場周辺を歩くマオイストたち。

ひと組は、5月5日にナヤプルまで出てきた後、マオイストの通行妨害リスクが少ない深夜にフェディまでタクシーで移動し(5月5日の記事参照)、翌早朝フェディから雨の中を徒歩でポカラ空港へ向かった。

もうひと組は、バンダが継続されナヤプルからポカラまでの車両移動ができなくなるだろうという判断で、急きょ、ダンプスまで出てくることにした。

ナヤプル~ポカラまで歩くのはかなりきついが、ダンプスからであれば、ポカラまでは20kmほどの距離であるため、最悪歩きとおすことも可能だろう、ということで。

そして結局、その予測通り、5月7日、ダンプス~ポカラ空港まで約5時間かけて歩くことになった。以下2枚は、その時の写真。




フェディからポカラへ向かう途中の車道にて。車両通行がないため、道のど真ん中で、ゆうゆうとノートを広げて勉強する子供たち。

今回、マオイストがらみの一連の騒動で、4月半ば過ぎから教育機関のバンダ(スト)が実施されており、その後、ネパールバンダに突入してしまった。教育機関のストが実施される前は、ネパールの新年による長期休みだった学校も多く、実質、3月末頃~先週まで1ヶ月半ほどほとんど開校していない学校も多い。




救急車を取り囲むマオイストの集団。

普段のバンダだと、救急車の通行さえ妨害されることがある。バンダ中に病人を乗せて走っていた救急車が焼き討ちにあった、というニュースを以前聞いたこともある。

また、バンダの日に産気づき、なんとか村の救急車に頼んで、ハラハラしながら(迫り来る出産と、マオイストに通行妨害されるのではないか、という緊張からくる「ハラハラ」の両方)病院へ向かったという私の知人(ネパール人)もいる。

(余談だが、このとき生まれた男の子(現12歳)、自分自身の重要な儀式やイベント時には必ずネパールバンダと重なってしまう、という、バンダとは非常に縁の深い人生を送っているそうだ)

しかし、今回のバンダでは、救急車の走行はきちんと許可してくれていたとのこと。しかし、中に、病人以外の人がこっそり乗っている場合は、引きずり降ろして乗車妨害するため、救急車が本当に病人を運んでいるのかどうか、厳しくチェックしていた模様。




ところで、1ヶ月半ほど前、シャクナゲ満開の写真を掲載したのだが、同じルートでは現在、ほとんどが枯れ落ちてしまっていたそうだ。

地面を埋め尽くす花びら、これはこれできれいだけど。

※ 写真はすべてガイドによる撮影。

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