ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2008年12月28日日曜日

12月29日より計画停電延長へ:一週間に82時間の強制停電



12月29日(月)より、計画停電(計画的な強制停電)時間が再び延長になるそうです。

つい先日、一週間に63時間の停電時間になったばかりでしたが、一気に約20時間延長となり、一週間に82時間の停電となります。(6日間は毎日12時間の停電、残りの1日は10時間の停電)

計画停電時間帯は、エリアごとに細かく分かれています。参考までに、旅行者の利用が多いタメル地区の計画停電時間は以下の通りです。

日曜日 08:00-14:00 20:00-02:00(+1)
月曜日 08:00-14:00 20:00-02:00(+1)
火曜日 08:00-14:00 20:00-02:00(+1)
水曜日 04:00-08:00 14:00-20:00
木曜日 02:00-08:00 14:00-20:00
金曜日 02:00-08:00 14:00-20:00
土曜日 04:00-10:00 17:00-23:00

(注意)

* 停電時間は、予告なく変更になったり増やされたりしますので、上記スケジュールがいつまで有効となるかは不明です。

* 停電時間はカトマンズ市内でも、地域ごとに細かく分かれています。タメル地区以外の場所のスケジュールは、上記の通りではないためご確認を。

* 強制停電時間以外に、突発的な予期せぬ停電も頻繁に起こりますので、ネパール旅行中は懐中電灯を常に携帯していると安心です。

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最近、在ネパール日本大使館のページに計画停電時間割が掲載されるようになりました。新時間割が反映されていないこともあるようですが、参考までにアドレスを掲載します。

http://www.np.emb-japan.go.jp/jp/index.html


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私の家の近所のネパール人の一般家庭にも、充電式発電装置を設置する家が増えているようで、何軒かは停電中でも電気がついている家を見かけます。

しかし、大半の庶民は、停電中はろうそく生活。

それでも、特に危機感は見られません。前回も同じことを書きましたが、冷蔵庫も、洗濯機も、電子レンジも、湯沸かし器もない多くの庶民の暮らしでは、電気があろうがなかろうが、夜暗くて不便、テレビが見られなくてつまらない、程度の問題しか生じないのかもしれません。

夜停電になると、道路でたき火をして暖をとりながら世間話に花を咲かせる庶民。若者は、暗闇の中ベランダに出てギターの練習を始めたりもします。(私の家の近所で見られる、日没後の停電中の様子) 

そして、電気が21時過ぎても来ない日は、早く寝る。(現に、21時過ぎて停電が解除となっても、私の家の周りで家の明かりがともる家はごくわずか。みんな、とっとと寝てしまうようです)

こんな状態なので、停電にイライラしたりすることも、ほとんどなさそう。

ネパール人お得意の抗議行動がいまだに起きないことが本当に不思議ですが、電気が必要な近代生活(?)をしている家庭には発電機があり、それ以外の庶民には電気があろうが無かろうが、たいして変わりのない生活しかしていないため、抗議行動など起こりようもないのかもしれません。

近いうちに、毎日16時間以上の停電が実施されることになる、という話もありますが、実際そうなっても、多くの庶民は、そういう状況をおかしいとも感じず、すんなり受け入れてしまうのかなあと思います。


* 最初に掲載した画像は、在ネ日本大使館作成の停電スケジュール表です。

大使館からのお知らせ転載:爆発事件発生に伴う注意喚起について

2008年12月28日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

爆発事件発生に伴う注意喚起について

当館で得た情報によると、昨日(12月27日)午前11時半頃トリヴバン空港メインゲート付近において爆発事件が発生し、ネパール人1名が負傷しました。

また、本日(12月28日)6時45分頃ラニポカリ付近においても爆発事件が発生しましたが負傷者はいませんでした。

治安当局の調べによると、今回使用された爆発物についてはハンドメイド製で威力自体は弱いとのことです。今後も現政府に不満を抱くグループによる更なる爆発事件の可能性も否定できませんので、外出する際は、人が集まるような場所の立ち寄りや公共交通機関での移動はなるべく避けるようお願いします。

===転載ここまで===

上記影響で、本日はたくさんの警官が街の警備にあたっており、二人乗りのバイクを検問する姿も見かけました。

2008年12月27日土曜日

久しぶりの雨と冬季国内線事情

昨日のことだが、久々にカトマンズに雨が降った。かれこれ、3か月振りぐらいになるのだろうか。

雨が降るごとに寒くなっていく今の時期。これから1ヶ月ぐらいが、一年のうちで一番寒い季節となる。

ところで、今年は昨年ほど朝霧が発生していない。このため、国内線の異常なほどの大幅遅延や欠航も比較的少ない。

カトマンズは狭いので、カトマンズ空港を離発着する飛行機の音が聞こえる。

毎年今の季節は、早朝飛行機のエンジン音が聞こえると、マウンテンフライトもルクラ線も順調に飛んでいることがわかりホッとし、9時過ぎまで何の音も聞こえてこないと、欠航だろうか、、、と心配する日々を送る。

今年は、まだ数えるほどしかそういう日を迎えていない。明日からも欠航なく飛んでくれることを願いたい。

2008年12月20日土曜日

停電とネパール人

前回の記事にも書いたが、週6日、毎日10時間の停電が実施されている(残り1日は3時間停電)。

停電スケジュールをあらためて確認すると、週1日を除く毎日、午前~午後にかけて6時間連続で電気がない状態であることに気づく。

夜も、週5日は毎日、夕方から20-21時頃まで電気がない。残りの週2日は20-21時以降電気がない。

ひどいのは10:30~16:30まで電気が消える日。オフィスタイムのほとんどが電気がない状態ということになる。

抗議行動好きなネパール人。何のために抗議しているのかわからないような抗議行動が、日常的にあちこちで行われているが、計画停電に対する抗議行動が実施されないのが不思議でならない。

銀行や病院、産業界などが受ける停電の影響は深刻だが、庶民生活には、さほど影響は出ていないのかもしれない。

というのも、カトマンズに暮らす人たちでも、照明以外の電化製品はテレビしか持っていない、という家庭もまだまだ多い。このため、停電時間が長くなっても、テレビが見られない、夜暗くて不便、程度の不満以外に、特に問題はないのかも?

さらに、電気のない村から出てきてカトマンズで生活している者にとってみれば、毎日10時間電気が消えても、残りの14時間電気があるだけで十分満足だったりして。

ところで、最近日没後外出していないので未確認なのだが、昨年の同時期、深刻な(とはいっても今と比べれば半分程度の時間しか停電になっていなかったが)計画停電が実施されている間でも、夜間、無意味な広告照明があちこちで煌々と輝いていて呆れた記憶がある。

夜の早いネパール人。タメルなどの繁華街を除けば、20時を過ぎると、街を歩く人の姿はほとんど見かけなくなる。

それにもかかわらず、夜間、街頭の看板が派手にライトアップされていた。いったい誰に見せたいの?通りには野良犬しかいないけど?という感じだった。

夜間の無意味なライトアップをやめたところで、どの程度の節電効果があるかはわからない。しかし、『無駄な照明を自粛する』動きが出てきてもおかしくない状況なのに、その当時はないようだった。

さすがに、そろそろ無駄な照明の規制や自粛の動きが出てきてもおかしくないと思うのだが、どうだろう。

日本と比べること自体ナンセンスだが、日本だったら、どの企業も率先して『自粛』をはじめ、イメージアップを図るところだ。

しかしここは極度な見栄っ張りの多いネパール。自粛どころか、「こんなに電力不足の時でも、ウチは煌々と電気を使えるんだぞ!」という、変な力を誇示する逆の動きが出ないことを願いたい。

2008年12月18日木曜日

12月18日より計画停電延長へ:一週間に63時間の強制停電

本日12月18日より、計画停電(計画的な強制停電)時間が延長になり、一週間に63時間、強制的な停電が実施されることになりました。

一週間のうち、6日間は毎日10時間の停電、残りの1日は3時間の停電となります。

日本の皆様、想像してみてください。ほぼ毎日10時間電気が来ない状況を!

日没後、カトマンズ盆地内、ほとんどの場所が真っ暗ということになります。正直、あきれを通り越し、笑ってしまう停電状況です。

一国の首都であるカトマンズでこのありさま。驚きです。

ところで、昨年まで、週のうち1日だけ停電がない日があって、その日が「Happy Day」と呼ばれていました。

今の状況だと、1日3時間だけしか停電のない日がHappy Dayになるのでしょうか。確かに、1日10時間消える日に比べれば、ハッピーですが、、、。

計画停電時間帯は、エリアごとに細かく分かれています。詳細は、こちらのページにてご確認を。

http://www.np.emb-japan.go.jp/jp/index.html
↑ 在ネパール日本大使館のホームぺージに掲載されるようになりました。

参考までに、旅行者の利用が多いタメル地区の計画停電時間は以下の通りです。

日曜日 10:30-16:30 21:30-01:30(+1)
月曜日 20:00-23:00
火曜日 00:30-06:30 16:00-20:00
水曜日 02:30-08:30 16:15-20:15
木曜日 04:30-10:30 16:30-20:30
金曜日 06:30-12:30 17:00-21:00
土曜日 08:30-14:30 17:30-21:30

(注意)
* 停電時間は、予告なく変更になったり増やされたりしますので、上記スケジュールがいつまで有効となるかは不明です。

* 停電時間はカトマンズ市内でも、地域ごとに細かく分かれています。タメル地区以外の場所のスケジュールは、上記の通りではないためご確認を。

* 強制停電時間以外に、突発的な予期せぬ停電も頻繁に起こりますので、ネパール旅行中は懐中電灯を常に携帯していると安心です。

2008年12月16日火曜日

近況など

ここのところ更新頻度が減っています。いつものぞきに来てくださる皆様、すみません。

メールの返信が追いつかず、お問合わせをくださった方にはご迷惑をおかけしています。

さて、今年のカトマンズは、例年より暖かいのでしょうか? それとも、底冷えがし震えの止まらない寒い事務所を離れ、日当たりのよい自宅の仕事部屋で過ごすことが多いからでしょうか?(停電対策で自宅にのみインバータ:充電式発電機を導入したことと、諸事情ありまして、自宅勤務が多くなってしまいました)

12月も半ばに入りましたが、それほど寒さを感じない日々です。

昨年の今頃は防寒対策として、

上半身:長そでババシャツ + とっくりシャツ(←死語?) + とっくりセーター(←死語?) + ベスト + 綿入りジャケット + マフラー + 頭には毛糸の帽子 + その上からジャケットの帽子

下半身:厚手のタイツ + ズボン(←死語?)、厚手のタイツの上から靴下 + 毛糸の靴下

手:パソコンをいじらないときは手袋

・・・といういでたちで、底冷えのする事務所で過ごしていた記憶があります。(ただし、日中20度近くなる屋外に出るときは、薄着にならないと汗が出ていました。現に、観光帰りのお客様やガイドは、半そでで汗をかきながら事務所に入ってくることもありましたので)

今年はまだ、かなり薄着で過ごしていますが、それほど寒くありません。日当たりのよい部屋で過ごすことが多いせいかもしれません。

この調子で、寒さに気づかないふり(?)をしながら、カトマンズの冬を乗り切りたいものです。

2008年12月9日火曜日

TG関空発着深夜便(672/673便)全便運休から運航へ

http://www.thaiair.co.jp/corporate/newsrelease/index.html#corpo_20081209

ネパール入りされる方の中にも多くの方が影響を受けていた、関空発着深夜便TG672便/673 便の全便運休突然の知らせ。

しかし、年末年始のみ、再運航されることが決まったようです!

代替便が取れず、昨日までに旅行をキャンセルされた方も、もしかすると、また当初の予定通りの便が確保できるかもしれません。

2008年12月5日金曜日

TG便日本~バンコク間運休・減便におけるネパール旅行への影響

先日までのバンコク空港閉鎖の影響で、12月5日より3月28日まで、タイ国際航空便(TG便)日本~バンコク間の一部の便が、運休・減便となっている模様。

http://www.thaiair.co.jp/corporate/newsrelease/index.html#corpo_20081205

成田発着便には影響は出ていないようだが、関空、名古屋、福岡発着便に影響が出ている。

参考までに、関空深夜便TG673便/672便)は上記期間全便運休。この便を利用してバンコクで乗り換え、ネパール入りする旅行者も多いため、運休によりネパール旅行をキャンセルせざるを得なくなっている旅行者もいる。

3月までのネパール旅行で、日本~バンコク~カトマンズ間をTG便利用で予定していた旅行者の方は、一度、自分のフライトが飛ぶのかどうか確認することをお勧めしたい。

2008年12月3日水曜日

計画停電延長へ:一週間に45時間の強制停電

本日12月3日より、計画停電(計画的な強制停電)時間が延長になった。一週間に45時間の停電となる。

計画停電時間帯は、エリアごとに細かく分かれている。詳細は、こちらのページにてご確認を。(ただしネパール語表記)

http://nea.org.np/np_loadshedding.pdf

参考までに、旅行者の利用が多いタメル地区の計画停電時間は以下の通り。

日曜日 10:00-14:00 21:00-24:00
月曜日 09:30-13:30 18:00-21:00
火曜日 02:00-05:00 17:00-20:00
水曜日 05:30-09:30 14:00-17:00
木曜日 06:00-10:00 17:15-20:15
金曜日 05:00-09:00 17:30-20:30
土曜日 13:30-17:30

(注意)
* 停電時間は、予告なく変更になったり増やされたりしますので、上記スケジュールがいつまで有効となるかは不明です。

* 停電時間はカトマンズ市内でも、地域ごとに細かく分かれています。タメル地区以外の場所のスケジュールは、上記の通りではないためご確認を。

* 強制停電時間以外に、突発的な予期せぬ停電も頻繁に起こりますので、ネパール旅行中は懐中電灯を常に携帯していると安心です。

===

停電時間は、そのうち一日10時間になるとか、14時間になるとか、以前からいろいろうわさが飛び交っていた。

今のところ、一日4~7時間なので、一日10時間にならずによかった、というべきなのかどうなのか、、、。

いずれにしても、こう停電が多いと仕事にも家事にも支障をきたすので、自宅には、とうとう充電式発電機を導入してしまった。

電気が来ている間に充電し、停電中に充電分で発電する、という仕組みのもの。最近、この手の発電機を取り入れる家や会社が増えている。

電気が来ている間に、電気が来ていない分の電力も消費することになるので、節電目的で実施されている計画停電の意味はほとんどなくなってしまうのだが、電気を使わない原始生活を求めない限り、こうでもしないとやってられない。

タイ・スワンナプーム国際空港の再開(大使館からのお知らせ転載)

2008年12月3日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

タイ・スワンナプーム国際空港の再開

報道等によればタイのスワンナプーム国際空港は12月3日に反政府市民団体が撤収し、5日より一部再開されるとのことですが、機材の都合や空港施設の修復等もあり全面的な再開には相当な日時を要するものと思われます。

ついては、同空港を利用される方は最新の情報を入手の上利用されますようご注意願います。

2008年12月2日火曜日

バンコク空港その後

前の記事で、12月15日まで空港閉鎖が続く(?)、という情報を掲載しましたが、その後のニュースによると、ソムチャイ政権の崩壊により、12月3日の正午までには抗議団体が空港から撤去することになるようです。

しかし、整備等などもあることから、正常に戻るには、まだしばらく日数がかかりそうとのことです。

年末年始までには、バンコク便が通常運航に戻ることを願っています。

スワンナプーム空港12月15日まで閉鎖(大使館からのお知らせ転載)

2008年12月2日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

タイ・スワンナプーム国際空港の閉鎖(再延長)

当館で得た情報によれば、3日18時(現地時間)まで閉鎖予定となっていたタイ・スワンナプーム国際空港は、15日18時(現地時間)まで引き続き閉鎖されることになりました。

右期日前に閉鎖が解除されることも予想されますが、空港や機体の整備等に日時を要するとの見方もあり、日本国内での変更不可能な日程等がある方は、他の航空会社に振り替えることをお勧めいたします。

===転載ここまで===

予想以上に長期戦になりそうです。

ネパールまでバンコク経由TG便を利用して旅行予定だった方で、早い方ではすでに他国経由便に変更されています。

何も、そこまでしてネパール旅行をしなくても、という方も多いかと思いますが、この機会を逃したら、いつネパール入りできるかわからない、という方、今ならまだ他便に空席もあるかもしれません。早めの変更手配をお勧めします。

ネパールから帰国できない方も、他国経由便の予約を早めに入れないと、年明けまで座席確保が難しくなる可能性があります。ご注意を。

2008年12月1日月曜日

大使館からのお知らせ転載:タイ・スワンナプーム国際空港の閉鎖(再延長)

2008年12月1日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

当館で得た情報によれば、本日18時(現地時間)まで閉鎖となっていたタイ・スワンナプーム国際空港は、更に48時間延長され、3日18時(現地時間)まで引き続き閉鎖されることになりました。

急いで帰国する必要がある方は、タイ経由しない乗り継ぎも有りますので、早めに旅行会社にご相談下さい。

以上

2008年11月30日日曜日

バンコク空港閉鎖によるネパール旅行の影響

11月26日にバンコクの空港が閉鎖されてから今日で5日目。

カトマンズ~バンコク間を結ぶTG便(タイ国際航空便)も、当たり前だが一便も飛んでいない。

現時点での情報だと、バンコク空港閉鎖は12月1日タイ現地時間の18時までは続くとのことなので、明日の便も欠航となる。

その後、空港閉鎖が解除となっても、すぐに空港が通常業務を開始できるとは思えない。各種チェックやメンテナンスを経て、正常に再稼働を始めるには、さらに日数がかかると思われる。

カトマンズでも、バンコク経由の帰国をあきらめ、他路線(ソウル経由、香港経由、シンガポール経由、デリー経由等)で帰国便を取り直す旅行者も出始めているが、少し先でないと予約は入れられない状態。

さて、今回の事件で、タイの旅行業界にも大きな負の影響が出ることは間違いないが、ネパール旅行へも影響がかなり出ることは避けられない。

私たちが扱う旅行者の8割方が、バンコク経由でネパール入りされる。

11月26日の空港閉鎖後、12月前半までの予約は、すでにキャンセルとなったものもあるが、今後、年末年始に向けて、どうなってしまうのだろうか。そこまでは長引かないだろうが、12月第二週ごろまでは影響が出るのではないか、と、不安を抱えている。

そんなことよりも、バンコクで足止めを食って次の目的地に行けずに気をもんでいる人たちのことを考えると、他人事とは思えない。

カトマンズ在住者にとって、バンコク経由便(TG便)は、毎日運航があること、遅延がほとんどないこともあり、利用度は高い。

私も、今年2回帰国したが、2回ともバンコク経由を利用した。

縁起でもない話だが、たとえば、日本の身内に不幸が起きた場合などにも、迷わずバンコク経由便を利用するだろうが、仮に、そのようなときに今回のようなことに遭遇してバンコクで足止めを食う羽目になったとしたら、、、。と考えると、他人事ではない。

自由気ままな旅行者で、残金にもある程度余裕があれば、こんなハプニングも楽しめてしまうかもしれないが、病気で早急に帰国しなければいけない人もいるだろうし、乳飲み子を抱えている人もいるかもしれない。そう考えると、他人事ながら心配になってしまう。

早く空港業務が再開されることを願いたい。

2008年11月27日木曜日

バンコク空港閉鎖によるカトマンズ発着便の影響

11月26日から続いているバンコク・スワンナプーム空港の封鎖。

日本のニュース(カトマンズでも見ることができるNHKなど)を見ていると、バンコク~日本間が飛ばずに困っている旅行者などを映しているが、ここカトマンズでも、帰国できずに足止めを食って途方に暮れているTG便(タイ国際航空便)利用の旅行者が多くいる。

バンコクを通らずに帰国するカトマンズ発日本行き便は、すでに満席になっている便も多く、直近でも何日か後の便しか予約できないことも多い。

早くバンコクの空港が再開されることを願いたい。

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以下、11月27日付大使館からのお知らせ転載です。

===転載ここから===

タイ・スワンナプーム国際空港の閉鎖(再延長)

 当館が得た情報によれば、本日18時まで閉鎖となっていたタイ・スワンナプーム国際空港は、更に48時間延長され、29日18時まで引き続き閉鎖されることとなりました。

 急いで帰国する必要がある方は、タイを経由しない乗り継ぎも有りますので、早めに旅行会社にご相談下さい。

2008年11月26日水曜日

大使館からのお知らせ転載:タイ・スワンナプーム国際空港の閉鎖(延長)

2008年11月26日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

タイ・スワンナプーム国際空港の閉鎖(延長)

在タイ日本大使館が得た情報によれば、お知らせ(08-67)でお知らせした、タイのスワンナプーム国際空港の閉鎖は、27日18:00まで延長され、その後の対応については不明であるとのことです。

 なお、本日、邦人旅行者への対応のため館員が空港へ出向いた折、タイ航空職員から聴取した26日午後のTG336便の欠航に対するタイ航空の対応は「一般旅行者は、ホテルへ戻り17時にタイ航空へ電話して状況確認を行って欲しい。また、今回の欠航は政治的な問題での空港閉鎖によるもので、タイ航空には責任はなく、ホテル代等の保証は行わない」というものでした。ご参考までに併せお知らせします。

===転載ここまで===

カトマンズ入りする多くの旅行者が利用するTG便バンコク路線。正午過ぎに発着する、カトマンズ着TG319便と、カトマンズ発TG320便に加え、今年10月より週3回、夕方発着便も増発されている(カトマンズ着TG335便、カトマンズ発TG336便)。

本日は、このすべての便が欠航。明日も、上記のとおり、全便欠航になる模様。

現在満席が続いているこの路線。バンコクの空港が再稼働し始めても、臨時増発便が運航されない限り、すべての乗客を搬送するには時間がかかるのではないかと懸念している。

大使館からのお知らせ転載:タイのスワンナプーム国際空港の閉鎖

2008年11月26日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

タイのスワンナプーム国際空港の閉鎖

既にテレビ等でご承知かと思いますが、標記について日本国外務省は以下のようなスポット情報等を流しております。

タイ経由で旅行を予定されている方は最新の情報を入手してから旅行を行うようご注意下さい。

なお、当館で当地タイ航空に確認したところ、本日のタイ航空TG319便は運行見合わせとなっており、バンコク行きのTG320便も運行の予定は立っていないとのことです。本日のタイ航空で出発予定の方は、昼過ぎにタイ航空へ電話でフライト予定をご確認下さい。新たな情報が入りましたら再度お知らせします。

件名:スポット情報「タイ:バンコクにおける反政府市民団体等のデモ及び国際空港占拠に伴う注意喚起」

1.在タイ日本国大使館からの情報によれば、国会開会を妨害するため国会周辺に集結していた市民民主化同盟(PAD)等反政府グループは、現地時間11月25日(火)午後8時頃、APEC(於:ペルー)に出席していたソムチャイ首相の帰国を阻止するため、バンコクのスワンナプーム国際空港に移動し、空港内に侵入・占拠したため、空港当局は出発便の多くの運航を停止しました。

2.このような状況を受け、26日(水)早朝、空港当局は各航空会社に対し同日午前4時半過ぎより正午までの間、空港を閉鎖する旨の通達を発出しました。また、正午以降の航空便の発着についても明確ではありませんので、タイに渡航予定・滞在中の方は、事前に航空会社等に運航状況を十分確認してください。また、報道等から最新情報の入手に努めるとともに、これら抗議活動が発生している場所付近には近づかないようしてください。

3.現在までのところ、デモのほとんどは平穏裏に行われている由ですが、PADの抗議活動状況から、今後、しばらくの間抗議活動の範囲が広がることも予想され、政府支持グループとの小規模の衝突事件もあり、状況如何によっては不測の事態が発生する可能性も排除できません。

4.なお、タイについては別途「危険情報」が発出されていますので、その内容にも御留 意ください。

○在タイ日本国大使館
 住所:177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
 電話: (66-2) 207-8500、696-3000
 FAX : (66-2) 207-8510
 ホームページ: http://www.th.emb-japan.go.jp/

○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人保護)
    (66-2)207-8501、696-3001(パスポート、証明、在外選挙等)
 FAX :(66-2)207-8511

○在チェンマイ日本国総領事館
 住所:Suite 104-107, Airport Business Park,, 90 Mahidol Road,
    T. Haiya, A. Muang, Chiang Mai, 50100 Thailand
 電話: (66-53) 203367
 FAX : (66-53) 203373
 ホームページ:http://www.chiangmai.th.emb-japan.go.jp/

2008年11月24日月曜日

ダンプス訪問



今月前半のことになるが、用事で、2回ダンプス(Dhampus)まで行ってきた。

ダンプスというのは、アンナプルナ方面のトレッキング中に通過する場所でもあり、ポカラから日帰りまたは1泊2日のショートトレッキング(ハイキング)で行ける場所でもある。標高約1800m。

上の画像は、ダンプスのロッジ室内から見えたマチャプチャレ(フィッシュテイル)6997m。



ダンプスハイキングのの際には、通常、ポカラからフェディという場所まで約1時間弱かけて舗装道を車で移動する。そして、フェディからひたすらのぼりを約2~3時間かけて歩く。

・・・のだが、私の用事はトレッキング(ハイキング)ではなかったので、ポカラからダンプスまで、すべて車移動。(ついでに書くと、今月初旬、1回目にダンプスを訪問した際には、カトマンズ~ダンプス往復を1泊2日で済ますという、強行手段をとった)



フェディからは、未舗装のがたがた道を、砂ぼこりをあげながら進む。途中、トレッカーともすれ違ったのだが、向けられる視線がけっこう痛い。トレッキングを楽しむ横を、砂ぼこりを巻き上げながら車で追い越されたら、いい気はしないだろう。



2回とも、朝は素晴らしいヒマラヤを拝むことができた。が、1泊2日のハイキング(トレッキング)として、歩いてこの場所まで行く価値はあるのかなあ、と、正直感じてしまった。

ポカラからと比べれば、ヒマラヤも多少大きくは見えるが、息をのむほど感動する眺望が楽しめるわけでもない。(私の主観)

サランコットあたりで日帰りハイキングを楽しんだほうが、てっとり早いかもしれない。

近況追加

21日に、1か月経っても日本に届かない、ネパールからの郵便物について書いたところでしたが、19日に、祖母方へ届いていたことがわかりました!

到着まで一か月以上かかりましたが、無事に届いてひとまず安心しました。

とりあえずの追加報告でした。

2008年11月21日金曜日

近況など

一昨日まで一週間、用事であちこち出回っていました。

詳細については、機会を見つけて報告したいと思います。

ダンプス、バクタプルとその周辺、カトマンズ市内あちこちと移動して、素晴らしい景色に出会えた反面、埃っぽさに落胆した一週間でもありました。

特にカトマンズやバクタプル周辺。移動中の道路も含め、砂埃と排気ガスがひどく、喉をやられてしまいました。

話変わって、10月半ばに、日本に住む祖母に、たくさんの写真にコメントをつけ、絵日記風にまとめたものを、普通郵便で送りました。

一人暮らしの祖母に、私はよくネパールから絵はがきを送っています。

祖母の家にある郵便受けは、祖母の背丈より高い場所に設置されています。郵便受けに郵便物が入っているかどうか目視で確認できないので、手をのばしてやっと届く郵便受けの底を探るのが、日課になっているそうです。

指先に郵便物が触れると、一瞬、嬉しいそうですが、取り出してみてもたいていはダイレクトメールであることが多く、がっかりするそうです。でも、取り出した郵便物が私からの絵はがきだと、短い文面であっても嬉しくて、何度も読み返してくれるといいます。

10月半ばに送った絵日記風にまとめた写真が届けば、読みごたえもあり、しばらくの間は楽しんでもらえるなあ、と、祖母の喜ぶ顔を思い浮かべながら準備し送ったのですが、すでに一か月以上過ぎているのに、まだ届いていないとのこと。

ネパールから送る郵便物は、時々紛失することがあるのですが、私の経験では今まで順調に届いていました。しかし、一か月以上経って届かないとなると、紛失の可能性を考えざるをえません。

郵便物を送った10月半ばは、ちょうど、ネパール最大の2つの祭(ダサインとティハール)の合間にあたり、町中すべてがごったがえし混乱していた次期。

毎年、この時期の郵便物は、祭りの混乱にまぎれて遅延したり紛失したりすると聞きます。そういうことを知っていながら、早く祖母を喜ばせたく、そんな時期に送付手配をしてしまった私のミスと言えばミスです。

私が送った郵便物も、きっと、祭りのごたごたにまぎれて紛失してしまったのでしょう。もしくは、未だに、郵便局のどこかに忘れられているか。

いずれにしても、ちょっと残念な出来事です。

2008年11月10日月曜日

ブログ更新、メール返信遅延のお知らせ

11月13日~19日にかけてメール返信ができない可能性があります。

旅行会社・Himalayan Activitiesへの至急のお問合せの回答・直前のお申込み受付は間に合わない場合があります。

ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。

2008年11月7日金曜日

ネパール国内線からの景色



ネパールの首都カトマンズと、ネパール第二の観光地ポカラを結ぶ国内線。

天候に恵まれると、約30分の飛行時間中ずっと、北方面に連なるヒマラヤ山脈を眺めることができる。

上の画像は、ポカラ空港到着間際の上空から。中央やや左、とがった山はマチャプチャレ(Mt. Fishtail)、標高6993m。11月1日撮影。



こちらは、ポカラ空港離陸直前のもの。11月2日撮影。

ネパールの国内線は全席自由席。

国内線搭乗時にヒマラヤ鑑賞も楽しむなら、早く機内に乗り込んで、カトマンズ発ポカラ行では向って右、ポカラ発カトマンズ行では向って左の席を確保すること!

2008年10月31日金曜日

バサンタプル・ダルバール



カトマンズ旧王宮(ダルバール)広場にあるハヌマンドカをくぐると、昔の国王が住んでいた王宮がある。

この中にあるバサンタプルダルバールからは、カトマンズ市街を見下ろすことができる。



木造の建物の中は薄暗くて、外からの太陽光とのコントラストが美しい。



ダルバール広場内の寺院や、近くの丘の上にはスワヤンブナートも見える。



ここに入るには、まず、カトマンズダルバール広場の入場料200ルピーを支払い、さらに、ハヌマンドカ入場料250ルピーも支払う必要があるため、外から見るだけで通り過ぎてしまう旅行者も多いのだが、ダルバール広場を訪れたらぜひ立ち寄ってみてほしい場所だ。

2008年10月28日火曜日

ティハール祭:ラクシュミ・プジャの一日



ティハール祭に必要な、マリーゴールドや千日草の花輪や、オイルランプ用素焼の器、果物やマサラ(辛いマサラではない)などが並ぶ、カトマンズ市内。




上の写真2枚は、カトマンズ旧王宮広場にて。



路上にて。

今日明日と、このような生花の花輪を売る光景があちこちで見られて、迫力がある。



夕方近くなると、ラクシュミ女神を家に招き入れるための飾り付けを、各家庭で行う。

地面に描かれる模様や曼荼羅は、家庭によってデザインが異なり、見ているだけで楽しい。


2008年10月27日月曜日

ティハール祭:ククル・ティハールの犬



ティハール祭が始まった。カラスにプジャをする日だった昨日に引き続き、本日は犬にプジャをする日。

うち(の大家)の飼い犬も、こんな感じに。

いつも、ダルバートの残りを餌に与えられているこの犬。餌の残りを見たら、今日も、ターメリック色をした汁っぽいご飯と豆が残っていた。(豆はいつも残っているので、どうも嫌いな模様)

以前、私の飼い猫が生きていた頃は、猫の餌の残り(乾物の小魚や、キャットフード入りごはんなど)をあげると、むさぶるようにきれいに食べてくれていた。

最近では、ヤク・チーズの硬い切れ端などをよくあげるのだが、これまた目の色を変えて食べてくれるので、あげがいがあるというもの。

今日は、喜びそうなものが何もなかったのだが、パンの耳をあげるとうれしそうに食べてくれた。




余談だがこの犬、私が残り物の餌をあげるたびに「お手」「お座り」「ふせ」を教えていたら、いつの間にかできるようになっていた。しかも、日本語でやってくれるのだ。

2008年10月24日金曜日

本日のナガルコット

本日の朝日。









ナガルコットにて。スタッフによる撮影。

※ 目ざわりかとは思いますが、画像中央に社名を入れさせていただきました。

2008年10月21日火曜日

洗濯する意味

本日は、洗濯にまつわる話を。



先月末こちらに来ていた母(ネパールは、6年ぶり3度目)が、カトマンズ移動中に興味を示したものの一つがこれ。

市内の洗濯屋。



学校(寮)やホテル、病院、個人の家などから出た洗濯物を、洗濯をするカーストの人たちが洗濯場内にある水場で手洗いし、近くに張り巡らせた紐に干す。

日本のようなクリーニング屋(機械を使って洗濯をする)もタメルなどの旅行者が集まる地域にはあるが、一般的には、洗濯屋に洗濯を頼むと、水場で手洗いしたものを、青空の下で乾かすことが多い。

ところで、カトマンズ市内でも、家に水道が引かれていない家などもあり、共同水場で洗濯をする人もまだたくさんいる。



街中のいたるところにある、ドゥンゲダラと呼ばれる共同水場。上記写真は、旅行者が多く集まるタメル地区の北にあるもの。

昼前後になると洗濯をする近所の人たちが集まってくるのだが、洗い終えた洗濯物を、地べたに置くようにして干す光景をよく見かける。



このほかにも、植木や垣根、家の外壁に引っかけて干す光景もよく見る。

そんな所に濡れている洗濯物を置いたら、砂ぼこりがついてよけい汚くなってしまうのでは?と思うのだが、そんなことは気にしないようだ。

ネパール人にとって、洗濯とはどういう意味があるのだろう、と、いつも考えてしまう光景。

洗濯といえば、私事になるが、ネパール生活9年目にして、このたび初めて洗濯機を購入してしまった。今まで洗濯機も買えないほど貧乏だったの?と思われそうだが、極度な水不足や、頻繁にある停電のことなどを考えると、洗濯機の必要性を感じず、ずっと手洗いで通していたのだ。時間に追われる生活でもなかったので、のんびり手洗いすることが気分転換にもなり楽しかった、ということもある。

今でも水不足や停電は深刻な問題なのだが、やりくりして使えば便利な事には変わりない洗濯機。手荒れが防げるのもよい。

しかし、何のために洗濯をしているのだろう、と、悩んでしまうことが以前より多くなった。それは、蛇口から出てくる水のせい。

つい最近まで雨期だったというのに、すでに始まっている水不足。市から供給される水では生活用水として全く足りないため、私の家では、台所以外の蛇口からは井戸からの水が供給されるような配管に切り替えた。

このため、洗濯する時も、井戸水が洗濯機に注ぎ込まれる。井戸水は、よほどのことがない限り枯れる心配はないのでありがたいのだが、大きな問題が。

それは、水に色が付いているということ。鉄分と泥を多く含んでいるため、何重ものフィルターを通って、濾過されたものが蛇口から出てくる仕組みになってはいるのだが、完全な無色透明になるまで濾過することは難しい。

かすかに濁っている分には諦めて使っているのだが、最後のすすぎの段階で、激しく濁った赤茶色の水が出てくるときがあり、悲しくなることもしばしば。

特に、白いものを洗っている時など、すすぎのはずなのに、最後にうっすら色がついてしまい、何のための洗濯なのか分からなくなることも。

ネパール人は、こういうカトマンズ市内の洗濯事情をどう思っているのだろう?と聞いてみると、「汗と洗剤はすすがれているのだから、目的の半分は達成できているのでは?それに、手洗いのときも、使っていた水は一緒でしょ?」との返答が。確かに、そう言われてみれば、そうかもしれない。(手洗いのときは、たらいの色が赤色で、水の濁りが目立たなかった)

きれいにしているのか、汚しているのか? 洗濯って一体、何のためにするんだろう?と、真剣に考えてしまうことの多い、ネパールの洗濯事情なのだ。

2008年10月18日土曜日

秋景色と菜の花



カトマンズ北東の小高い丘へ出掛けてきた。市街を見下ろすと、黄金色の田んぼが広がっていてきれい。

稲刈りもだいぶ終わっているが、まだ刈られる前の田も半分ぐらいある。

日中はまだまだ暑いが、ティハール祭前の秋の風を感じた。



ところで、今の時期、カトマンズでは菜の花も見られる。

そして11月に入ると、桜も咲き始めるカトマンズなのだ。

2008年10月15日水曜日

カトマンズの大気汚染度

ヒンドゥ教秋の大祭『ダサイン』も終わり、日常が戻ってきたカトマンズ。

さて、前回に引き続き、ごくありきたりな、しかし、それだからこそ、もしかすると新鮮に見えるかもしれないカトマンズの様子をお届けしたい。

今回は、大気汚染の話。



「カトマンズ」というと、ヒマラヤのふもとの澄んだ空気の自然いっぱいの場所、を想像する人も多いかもしれない。しかし、カトマンズ市内に限って言うと、車の数が増え渋滞もひどく、ガソリンの質も悪いのか、空気は非常に悪い。

私も、久しぶりにカトマンズに戻ってきて、空気の悪さに落胆した。よくもまあ、今までこんなところで、普通に暮らしていたものだ。

カトマンズ市内の排気ガスによる大気汚染度を私の体感度を基準に表すとしたら、日本の高速道路の10倍以上、といったところだろうか。(あくまでも、主観的な数値で、調査等に基づくものではありません)

2008年10月12日日曜日

タクシーのバナナ

先々週の話になってしまうのだが、私がネパールに戻ってくる際、母も一緒にやってきた。

ネパールは3度目なのだが、前回の来訪から6年ぶりということもあり、何を見ても、ほぼ初めて同然の反応を示していた母。

いろいろな光景を目にしては、いい意味でも悪い意味でも驚き、「これ、ブログに書いたらいいのに」と、私のブログネタにしたがることも。

私にとってはどれも日常的な光景で、ブログに掲載しようとも思わないようなものばかりだったのだが、母の反応を見て、そういう日常的な写真が案外新鮮かも、と気づいた。

しかし、時間がなくて更新できずにいたのだが、これから何回かに分けて、掲載してみたい。

手始めは、バナナの乗客?で定員オーバーのタクシーの話。

カトマンズ移動中の足は私のスクーター。はじめは二人乗りを嫌がっていた母だが、車よりもバイクの方が小回りがきくんだから、と、強引に後部座席に乗せ動き回った。

渋滞がひどく、車だと身動きが取れなくなるカトマンズ市街の道を目の当たりにして、母もなんとかバイクの移動に納得したようだ。



ある日、買い物を終え帰宅途中、唐突に母が「バナナでも買っていく?」と言い出した。

ふだん、あまり果物を買う習慣はないのに、なぜにバナナなんだろう、と思いながらも、家の近所の店で買おうか、などと考えながら、前を走るタクシーに焦点を合わすと、車内がバナナだらけ!



「見て見て!前のタクシーすごいことになってる!」と母に言うと、「あれを見たからバナナを買おうって言ったのよ」と母。すでに気づいていたようだ。

今まで、生きたヤギが載せられていたり、解体された食用肉でいっぱいになっていたりするタクシーを見たことはあるが、バナナがこんなにいっぱいのっているタクシーを見るのは初めて。

追い越すときに見ると、助手席もバナナでいっぱい。運転席以外はほぼすべてバナナに埋め尽くされていて、大爆笑。

排気ガスがひどく、ほこりっぽくてゴミだらけの市街に落胆していた母(と私)だったが、日本では絶対に見ることのできないおかしなタクシーを見て、カトマンズののどかさに少しだけ癒された(?)のだった。

2008年10月8日水曜日

ルクラ行イエティ航空墜落事故

本日10月8日朝、カトマンズを出発しルクラへ向かっていたイエティエアのフライトが、ルクラ空港悪天候?により着陸に失敗し、死傷者が出た模様。

ニュースによれば、16人の外国人乗客はすべて死亡。ネパール人女性フライトアテンダントも死亡?し、パイロットのみ生存しているとか。日本人の乗客は、この便にはいなかった模様。

ルクラ空港は、エベレストトレッキングの出発地点ともなるところで、本格的なトレッキングシーズンに入り、この路線は連日満席状態が続いている。

ルクラ空港の話題は、何度かこのブログでもしたことがある。

http://dailynepal.blogspot.com/2005/10/blog-post_06.html
(↑過去の記事)

山の斜面に無理やり作られた空港で、周りは3000m以上ある山に囲まれている。

離陸も着陸も、一歩間違えば向かいの山に激突する恐れがあるため、視界が開けない日は、すぐに欠航になる。

10月に入ってからも、ルクラ周辺の悪天候により、欠航になったことが何度かあった。私たちのゲストも、予定日に欠航になり、翌日の振替便にて、先日ルクラへ飛び立ったところだった。

トレッキングシーズンの初めに、このような事故が起き、とても残念だ。エベレストトレッキングを楽しみにルクラに向かい、事故に巻き込まれた外国人トレッカー、および、ダサイン祭ティカの日を前に亡くなったネパール人ガイドや乗組員の冥福を祈りたい。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200810080011.html
(参考記事)

2008年10月3日金曜日

ブログ更新およびメール返信遅延のお詫び

私事ですが、久々の長期休暇および日本滞在を終えて、先日ネパールに戻ってきました。

戻ってくる前から、メール対応が追い付かず、返信が遅くなっていたのですが、カトマンズ帰着後は、毎日実施されている強制的な計画停電の影響もあり、ますます返信が遅れています。この場を借りてお詫び申し上げます。

また、これに伴い、ブログ更新もできずにいますが、時間とネタができ次第、アップしていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

2008年9月27日土曜日

計画停電短縮

9月10日より2週間の間、週30時間以上の計画的な強制停電が実施されていたが、24日より、停電時間が30時間以下に短縮されることになった。

それでも、毎日3時間以上、強制的に停電となるのだが、減っただけうれしい。

計画停電時間帯は、エリアごとに細かく分かれている。詳細は、こちらのページにてご確認を。(ただしネパール語表記)

http://nea.org.np/np_loadshedding.pdf

旅行者の利用が多いタメル地区の計画停電時間は以下の通り。

日曜日 13:00-16:00
月曜日 07:00-10:00 17:45-21:15
火曜日 06:00-08:00 18:00-21:00
水曜日 10:00-13:00
木曜日 15:00-18:30
金曜日 07:30-09:30 17:30-20:30
土曜日 05:00-07:00 16:00-19:00

* 強制停電時間は、予告なく変更になるので、いつまで上記スケジュールが有効かは不明。

* 強制停電時間以外に、突発的な予期せぬ停電も頻繁に起こる。

2008年9月13日土曜日

ポカラ空港工事により離発着便制限中

9月11日(木)~29日(月)の間、ポカラ空港を離発着する13時以降の便が全て欠便となる模様。

このため、TG便でカトマンズ到着後、同日中にポカラに乗り継ぐ予定の人たちへ影響が出ている。

なお、カトマンズ発ポカラ行き14時発Sita Air便が運航されることもあるようだが、その日によって状況は異なる。このため、しばらくの間は、同日ポカラ乗り継ぎを予定しないほうが無難だろう。

(余談)
直前まで、各航空会社とも午後発の便の予約を受け付けており、工事が始まった当日になって初めて、午後発便はしばらく飛ばないから翌日便に振り替える、という連絡が入った。

なぜ、もっと早くから告知してくれないのだろうと怒りがこみあげるが、これがネパールというもの。

予約を入れてしまい、ご迷惑をおかけしてしまったHimalayan Activities利用者の皆様に、この場を借りてお詫び申し上げます。

2008年9月10日水曜日

計画停電再び延長へ

2週間前の8月27日に、計画的な強制停電が延長になった話題を掲載したばかりだが、本日より、さらに停電時間が延長になってしまった。

毎日2時間~6時間、週合計31時間の停電実施となる。

計画停電時間帯は、エリアごとに細かく分かれている。詳細は、こちらのページにてご確認を。(ただしネパール語表記)

http://nea.org.np/np_loadshedding.pdf

旅行者の利用が多いタメル地区の計画停電時間は以下の通り。

日曜日 13:00-15:00  18:30-21:30
月曜日 08:00-11:00
火曜日 11:00-13:00  19:00-22:00
水曜日 11:00-14:00
木曜日 14:00-18:00
金曜日 09:00-11:00  18:00-21:00
土曜日 05:00-08:00  15:00-18:00

* 強制停電時間は、予告なく変更になり、予告なく増やされるので、いつまで上記スケジュールが有効かは不明。

* 強制停電時間以外に、突発的な予期せぬ停電も頻繁に起こる。

今の季節にこれだけの長時間強制停電が実施されるということは、これから、本格的な乾期に入ると、毎日半分近くは電気が供給されない生活となってしまうかもしれない。

徐々に夜も長くなるこれからの季節の停電は、とてもわびしい。

これからネパールに旅行予定の方は、必ず懐中電灯を持参すること。

ところで、10月と来年1月に、宿泊代金が大幅値上げとなるホテルは多い。

しかし、中級レベルのホテルだと、値上げに見合うサービスは受けられないことも多い。自家発電事情が悪く、それなりの宿泊料を払っているのに、電気が使えない、お湯が出ない、というトラブルもよく聞く。

ネパール旅行中、身も心も寒い思いをしたくなければ、自家発電でしっかり電気を供給してくれる4~5つ星ホテルに泊まることを強く勧めたい。

2008年9月4日木曜日

女性の祭り:ティージ最終日



女性たちが集まって、プジャをする姿が見られた本日のカトマンズ市内。

* 写真は今朝のもの。スタッフによる撮影。

2008年8月30日土曜日

今だから笑える縁起でもない迷信

先日、知人が腎結石を摘出する手術をカトマンズ市内の病院で受けた。

ネパールでも、レーザーを使った粉砕手術の技術はあるとのことだが、比較的大きな石が複数見つかったとのことで、てっとり早く開腹手術をすることになった。

命にかかわる病気ではないが、麻酔をしてメスを入れる以上、何が起こるとも限らない。多少なりとも不安を抱えていた手術日3日前の夜、ことは起きた。

知人の寝室のすぐ外で、狐(に似た小動物)が、一晩中遠吠えのような声をあげ、鳴き続けていたというのだ。

ネパールには、『夜、狐(に似た小動物)が遠吠えをすると、人が死ぬ』という迷信がある。よりにもよって、開腹手術を控えた自分のすぐ横で遠吠えを始めるなんて縁起でもない、と、知人は思ったそうだ。

迷信にしか過ぎないと考えようとしても、虫の知らせということもある。不安は募るし、鳴き声はうるさい。その夜は熟睡できなかったらしい。

そして翌朝、偶然なのかたまたまなのか、すぐ横の兄弟宅で飼っていた子牛が病死したとのこと。前夜の遠吠えは、迷信を信じるならば、子牛の死を予告するものだったのかもしれない。

その後、手術に臨んだところ、何事もなく終了したそうだ。ちなみに、石は、大豆ほどの大きさのものが4つ摘出されたとのこと。

今だから笑える話だが、手術が成功したのは子牛が身代わりになってくれたおかげだと考えると、迷信もあながち侮れない。

2008年8月29日金曜日

ルクラ便連日欠航

ここ5日ほど、カトマンズ~ルクラ間のフライトは連続欠航になっている模様。

カトマンズで午前中に雨が降っていることと、ルクラ周辺に発生している濃霧が原因とのこと。

ルクラ空港は、周りを山に囲まれているので、少しでも視界が悪いと欠航になるのだ。

ルクラ空港の様子は 以前の記事 をどうぞ。

さて、毎年、雨季中や冬期は、大雨や濃霧の影響で、1週間ほど連日欠航となることがあるカトマンズ~ルクラ路線。

カトマンズ~ルクラ間は、空路が飛ばないと陸路移動をするしか方法はなくなるのだが、途中までしか車道がひかれていないので、バスと徒歩で、約1週間ほどかかってしまう。

欠航の確率が高い季節、低い季節はあることはあるが、どのような季節にも、欠航になるときはなるので、エベレスト方面のトレッキングを予定する際には、十分余裕を見ることが必要。

2008年8月28日木曜日

計画停電時間延長へ

8月27日より、計画停電時間が延長となった模様。

まだ雨季も明けきらない8月だというのに、毎日2時間~3時間の停電実施となる。

今からこの調子だと、本格的な乾期に入るこれから先が思いやられる。昨シーズンは、ほぼ毎日1日7~8時間近く停電していたが、今シーズンはさらにそれを上回るのか?

計画停電時間帯は、エリアごとに細かく分かれている。詳細は、こちらのページにてご確認を。

http://nea.org.np/en_loadshedding.jpg

旅行者の利用が多いタメル地区の計画停電時間は以下の通り。

日曜日 19:00-21:00
月曜日 11:00-13:00
火曜日 19:30-22:00
水曜日 13:00-15:00
木曜日 15:00-18:00
金曜日 18:30-21:00
土曜日 09:00-11:00

停電が増えると、旅行者にも影響が出る。

中級レベルのホテルでも、電気の供給が安定しなかったり、部屋では電気が使えなかったり。

湯沸かし器も使えず、日照時間の関係でソーラー熱も当てにならず、水シャワーしか使えなかったり。

発電機は燃料不足で作動させられなかったり。

また頭の痛い季節がやってきた。

2008年8月22日金曜日

気まぐれな天気とヒマラヤ



ビクラム暦5番目の月・バダウ月(西暦8月半ば~9月半ばに相当)は、雨期終盤。

日本ではこの夏『ゲリラ豪雨』という言葉をよく聞いたが、まさにそのような局所的に降る短時間の雨が、多く降る季節。

カトマンズ周辺からヒマラヤが望める確率も、運次第、という季節なのだが、今朝はまた、雲の向こうに、ランタン方面のヒマラヤが顔をのぞかせていたようだ。

このような朝は、カトマンズ近郊のヒマラヤ展望地、ナガルコットからも、ヒマラヤの眺望を楽しめていることが多い。

一昨日(前回の記事参照)には、まったく見えなかったのに、天候次第で、雲の切れ間から、はっとさせられるようなヒマラヤが顔を出す、気まぐれな季節なのだ。

* 写真は今朝のもの。スタッフによる撮影。

2008年8月20日水曜日

8月のナガルコット~チャングナラヤン



本日早朝、ナガルコットからの風景。

ナガルコットは、カトマンズから北東約30kmのところにある、標高約2200mの丘。カトマンズから近距離(車で約1時間半)で行けるため、身近なヒマラヤ展望地としても知られている。

まだ完全に雨季が明けていない今の時期でも、運がよいとすばらしいヒマラヤの眺望に恵まれることもあるのだが、今朝は残念ながら見えなかったようだ。

深い雲海は、これはこれで神秘的なのだが、ヒマラヤが見えないのはやっぱり残念。

時間とともに雲海も消えていき、入道雲と青い空が広がる今の季節。



ナガルコットから、チャングナラヤンへ向かう途中にて。



* 写真は今朝のもの。スタッフによる撮影。

2008年8月18日月曜日

ガイジャトラの日のカトマンズ(17日のこと)



前日のラクチャバンダン(ジャナイプルニマ)祭日に続き、昨日17日も、ガイジャトラの祭日だったネパール。

ガイジャトラは、主に、この1年に家族内で死者が出た家の者が、死者の魂を楽しく天国に送るための、ネワール族の祭り。




男児(男性)を牝牛に仮装させ、牝牛を引き連れて街を練り歩く。この日、カトマンズダルバールスクエアでは、ガイジャトラを祝う人たちでにぎわう。

祭りの季節に入ったネパール。次の祭日は、8月23日の、クリシュナ神聖誕祭(クリシュナ・アスタミ)。

* 写真は17日ガイジャトラの日のもの。カトマンズにいるスタッフによる撮影。

2008年8月16日土曜日

ジャナイプルニマの日のカトマンズ



満月の今日はジャナイ・プルニマ(ラクチャ・バンダン)。

ヒンドゥ教の男性が、身体(胴体)に斜めに掛けている聖なる紐『ジャナイ』を交換する儀式を行う日。

前日に髪をそり、断食をして聖なる気持ちでこの日を迎える。

男性以外でも、上の写真のような聖なる紐を、手首に巻いてもらう儀式を行う。 (手首に巻く紐は『ジャナイ』ではない)

通常、各家庭で、ヒンドゥ教のお坊さんによりこの儀式を執り行ってもらうのだが、この日は寺院の前などにお坊さんが待機していて、家で儀式ができなかった人のために、代行してあげる光景も見られる。








今風のファッションに身を包む若者でも、ネパールでは伝統的な習慣を大切にする人は多く、ジーンズ姿のこの女性も、街中で手首に聖なる紐を巻いてもらっていた。

さて、毎年この日には、たくさんの種類の豆が入った『クワティ』というスープを食べる習慣がある。

豆は、少し発芽した状態になるよう2~3日前から水に浸しておく。





上の写真は、私たちの事務所で調理したクワティ。

* 写真は本日のもの。カトマンズにいるスタッフによる撮影。

2008年8月14日木曜日

雨期中のヒマラヤ再び



昨晩、カトマンズでは強い雨が降っていて、そのおかげで今朝はきれいなヒマラヤが見えていたようだ。

写真ではわかりづらいのだが、雲の奥の切れ間に、白いヒマラヤが少し顔を出している。

そろそろ、ビクラム暦4番目の月、雨の多いサウン月も終わる。8月17日からは、5番目のバダウ月が始まり、雨季もそろそろ終盤、という雰囲気になっていく。

* 写真は本日のもの。カトマンズにいるスタッフによる撮影。

2008年8月8日金曜日

意外なところでであった嬉しい『ナマステ』

久々の長期休暇で、しばらくカトマンズを離れている。

日本の夏は、実に8年ぶり。高温多湿の気候に、閉口気味。この暑さに比べると、今の時期のカトマンズは、なんて過ごしやすいんだろうと、実感する日々。

さて、話し変わって、ネパールを離れていると、意識していない限りネパールのニュースに触れる機会などない。ネパールとかかわりのない知人との会話の中では、ネパールのことなどほとんど出てこない。

しかし、意外なところでネパールの話題をすることが何度かあり、うれしくなったことがあった。

それは、いずれも病院での出来事だった。

日本に滞在している間、何回か病院(主に皮膚科)行く機会があった。

私がネパールから一時帰国していることを知ると、「懐かしいなあ、30年近く前、教授に連れられて何度か通ったことがあるよ。当時はよかったなあ」と言ってくれた医師がいたり(今もいいですよ、と、返答しておいた)、ネパールでの虫刺されの症状を相談すると、それに関係するネパールでの症例研究などを教えてくれた医師もいた。

「王様は今どうしているの?」と興味深く聞いてきた医師もいたし、以前からの政情をけっこうよく知っていて、今の情勢を気にかけてくれた医師もいた。

中でも、一番笑ったのは、ある看護師さんの一言。

知り合いがネパールで仕事をしていたことがあるとのことで、ネパールに行ったことはないが、彼女自身もネパールに興味を持っているという看護師さん。治療とは関係のないネパールのことを、いろいろ話しかけてくれた。

そして、治療を終えてわたしが去ろうとすると、彼女は手のひらを胸元であわせ(つまり合掌をして)、陽気に「ナマステ」と私を見送ってくれたのだ。

意外なところでであった『ナマステ』に、病院を出た後もしばらく顔がほころんでしまった。

2008年8月7日木曜日

大使館からのお知らせ転載:ポカラ市内における爆弾事件の発生に伴う注意喚起について

2008年8月7日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

ポカラ市内における爆弾事件の発生に伴う注意喚起について

当館に入った情報によれば、昨日(8月6日)午後8時頃、ポカラ市内の2ヶ所において爆発事件が発生し、死者はないものの6名の負傷者が出ました。

邦人の被害者はおりませんでしたが、爆発場所は、ポカラ空港から北方約1キロメートの地点で、邦人の旅行者が度々利用するホテル街とポカラ市内を結ぶ中間地点であるため、今後、邦人がこのような事件に巻き込まれる可能性も否定できません。

観光地等を訪れる際は、治安情勢の入手に努め、爆発事件に巻き込まれない十分に注意して下さい。

===転載ここまで===

(補足)過度に不安がることはないと思いますが、危機意識を常にもって行動することは大切でしょう。いつ刃物で刺し殺されるかわからない現在の日本でも、同じことが言えるかもしれません。

2008年8月6日水曜日

ナグパンチャミ(ナーグパンチャミ)



今日は、蛇の神様を祀るナグパンチャミ(ナーグパンチャミ)の日。





朝、玄関や門の前に蛇の神様の絵を貼り、プジャをする。こうすることで、これから1年、家に悪運がつくことから逃れられると信じられている。

蛇の絵は、ヒンドゥ教徒が神として崇める牝牛の糞で壁に貼り付ける。

この日を節目に、暑さが少しずつ和らいでくるとされている。日本で言う、立秋という感じだろうか。

そういえば、日本も明日(8月7日)が立秋。とはいっても、暑さはまだまだ続きそうだが。

* 写真は本日のもの。カトマンズにいるスタッフによる撮影。

2008年8月4日月曜日

ナグパンチャミを前に、アサン市場にて



8月6日は蛇の神様を祀るお祭り『ナグパンチャミ』の日。

カトマンズ市内のアサン市場では、蛇の神様の絵が売られ始めている。

当日、玄関の外などに、この絵を飾ってプジャをする。



これから秋に向けて、いろいろな祭りが始まるネパール。

アサン市場へ出かけると、それぞれの祭りに必要なグッズをいっせいに売り出す光景が、こうやって見られるようになる季節。

* 写真は本日のもの。カトマンズにいるスタッフによる撮影。