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2006年6月14日水曜日

納豆を育てる

豆の種類が豊富なカトマンズ。

種さえあれば作れる納豆を、時々作っている。納豆菌を日本から持ってこなくても、日本人向けに納豆を作っているところがあるので、種納豆にはそれを使える。

大豆を煮て、その中に種納豆を混ぜて、ある程度の温度に温め続ければいくれいだけだから、非常に簡単。常に温かく保つのがやや面倒ではあるが、それ以外は、最初の殺菌だけ丁寧にして、後は適当。それでも納豆らしく育って(?)くれる。

大学~前職中、微生物(細菌)培養にも多少関わっていた。主に病原菌と思われる菌を培養することが多かったが、「菌の培養」という点においては、病原菌を育てるのも、納豆(菌)を育てるのも、似たようなもの。日本の実家の母の本棚に、『調理は科学だ』という本があり、面白くて時々開いていた。

納豆といえば、ネパールにも「キネマ」と呼ばれる乾燥納豆のようなものがある。でも、ネパール人でも、知らない人が多い。聞くところによると、東ネパール方面でよく作られるのだとか。日本の納豆は藁(わら)に生息する納豆菌を使って納豆を作るが、こちらのキネマの場合は、藁のかわりにバナナの葉を利用すると聞いたことがある。

これ、カトマンズ市内のスーパーでも非常に安価で入手可能。温かいゴハンに乗せて醤油をかけると、硬い乾燥納豆がある程度ふやけて、日本の納豆に近くなり美味しい。でも、衛生面で考えると、直乗せはちょっと不安でもある。これが原因でおなかを壊したことはないけれど。

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